はじめに|「断る」のって、こんなに難しい
皆さんこんにちは、横浜で清掃業をしているヤスです。
前回は【完全自動化】MakeとDifyを連携!SEO順位チェック→AI改善提案ループ
のアプリを作りましたね。
近年は世の中的には飲み会の誘い、仕事の追加依頼、友人からのお願い…。断らなければいけない場面は日常にあふれています。でも、どう断ればいいか言葉に詰まったり、送った後に「あれで良かったかな」と悩んだりした経験はありませんか?
「断る文章を考える」という作業は、意外と頭を使います。相手との関係、場の空気、自分のキャラクター——それらを全部加味した上で、傷つけず、でもちゃんと断れる文章を作るのは、地味にめんどくさい作業です。
そこで今回紹介するのが、Difyで作れる「断り文句代行くん」です。断りたいシーンと相手を入力するだけで、AIが人間関係を壊さない断り文を3パターン自動生成してくれます。
しかもコードは一行も書きません。Difyのノーコード機能だけで完成します。初めてDifyを触る方でも、この記事を読みながら進めれば10〜15分で作れます。
完成イメージ|こんなアプリが作れます
完成したアプリは以下のように動作します。
- 「断りたいシーン」「相手との関係」「断る理由(任意)」「文章の雰囲気」を入力する
- ボタンを押すと、LINEメッセージ向け・通常メッセージ向け・メール向けの3パターンが一度に生成される
- そのままコピーして送るだけでOK。考える時間ゼロ
たとえば「上司からの飲み会の誘いを、丁寧に断りたい(理由なし)」と入力すると、こんな文章が出てきます。
【パターン1 / LINEやメッセージ向け・短め】
お誘いありがとうございます。あいにく都合がつかず、今回は参加が難しそうです。またの機会をぜひよろしくお願いします!
💡 3パターン出てくるので、その場の雰囲気に合ったものを選ぶだけでOKです。
必要なもの|事前準備はこれだけ
作業を始める前に以下を確認してください。
- Difyのアカウント(無料プランでOK)→ dify.ai から登録できます
- ブラウザ(Chrome推奨)
- 所要時間:10〜15分
それだけです。プログラミングの知識もAPIの知識も不要です。Difyにログインできる状態になったら、次のステップに進みましょう。
STEP 1|新しいアプリを作る
Difyにログインしたら、トップ画面の右上にある「アプリを作成」ボタンをクリックします。
- アプリの種類:「チャットボット」を選択
- アプリ名:「断り文句代行くん」と入力
- 「作成する」ボタンをクリック
これでアプリの器が完成しました。次は中身を作っていきます。
💡 アイコンや説明文は後から変更できるので、今は空欄でもOKです。
STEP 2|入力フォームを作る(変数の設定)
「オーケストレーション」画面が開いたら、左下の「変数」エリアを見てください。「+追加」ボタンから、ユーザーに入力してもらう項目を作ります。以下の4つを追加しましょう。
| 変数名 | 表示名 | 種類 | 必須 |
| situation | 断りたいシーン | テキスト(短文) | ✅ 必須 |
| relationship | 相手との関係 | テキスト(短文) | ✅ 必須 |
| reason | 断る理由(なくてもOK) | テキスト(短文) | 任意 |
| tone | 文章の雰囲気 | セレクトボックス | ✅ 必須 |
「tone」はセレクトボックスを選び、以下の4つの選択肢を登録します。
- 丁寧・かしこまった感じ
- やわらかく・優しい感じ
- カジュアル・友達っぽい感じ
- ビジネスライク・シンプルに
💡 セレクトボックスにすることで、ユーザーが毎回文字を打たなくてよくなり、操作がラクになります。
STEP 3|プロンプトを書く(ここが一番大事!)
画面上部の「プロンプト」欄に、AIへの指示文(プロンプト)を入力します。これがアプリの頭脳です。以下をそのままコピーして貼り付けてください。
▼ プロンプト全文
# Role あなたは「断り文句代行くん」です。 人間関係・信頼関係を維持しながら相手を傷つけずに断る文章の専門家です。 # Input Variables – 断りたいシーン:{{situation}} – 相手との関係:{{relationship}} – 断る理由:{{reason}} – 文章の雰囲気:{{tone}} # Task 上記の変数をもとに、自然に断れる文章を3パターン生成してください。 # Rules ## 必ずやること – {{tone}} の雰囲気・文体を厳密に守る – 関係維持のひと言を必ず末尾に入れる – {{reason}} が空欄の場合は「都合がつかず」など理由を濁す – {{relationship}} に応じて敬語レベルを調整する ## やってはいけないこと – 明らかに嘘とわかる言い訳を使わない – 過度な謝罪の連発をしない # Output Format 【パターン1|SHORT — LINEやSNSメッセージ向け】 (50〜80字以内) {文章} 【パターン2|MIDDLE — 通常のメッセージ・チャット向け】 (100〜150字程度) {文章} 【パターン3|LONG — メールや改まった場面向け】 (200字以上。書き出し・本文・締めの構成) {文章} 💡 使い方のワンポイント {シーンに応じた具体的なアドバイスを1〜2文で}
プロンプトの中にある {{situation}} のような二重中括弧の部分が、STEP2で作った変数と自動的に紐づきます。Difyが自動で認識してくれるので、変数名さえ合っていれば大丈夫です。
💡 プロンプトに「3パターン出して」と明示するのがポイント。指示が曖昧だと出力がバラバラになります。
STEP 4|動作確認する
右側の「デバッグとプレビュー」パネルでテストしてみましょう。以下のサンプル入力で試してみてください。
- 断りたいシーン:会社の飲み会の誘い
- 相手との関係:直属の上司
- 断る理由:(空欄のまま)
- 文章の雰囲気:丁寧・かしこまった感じ
「送信」ボタンを押して、3パターンの断り文が表示されれば成功です。文章の質やパターンの違いを確認しながら、プロンプトを微調整してみましょう。
💡 「もっとカジュアルに」「もう少し短く」とチャットで追加指示することで、さらに調整もできます。
STEP 5|公開する
右上の「公開する」ボタンをクリックするだけで完成です。発行されたURLを家族や友人にシェアすれば、誰でもすぐに使えます。
もちろん自分専用として使うだけでも十分便利です。スマホのホーム画面にブックマークしておくと、必要なときにすぐアクセスできておすすめです。

さらに便利にするカスタマイズアイデア
基本形が完成したら、以下のカスタマイズを試してみましょう。
① シーンを選択式にする
「situation(断りたいシーン)」をテキスト入力からセレクトボックスに変更し、「飲み会 / 仕事の依頼 / デートの誘い / 勧誘・営業 / SNSのグループ参加」などを登録しておくと、入力がさらにラクになります。
② 英語対応を追加する
変数に「言語(日本語 / English)」を追加して、プロンプトに「{{language}}で出力すること」と加えるだけで多言語対応になります。海外の方への断り文にも使えます。
③ ナレッジと組み合わせる
「こういう断り方はNGです」という事例集をナレッジとして登録しておくと、AIがより自社や個人のスタイルに合った文章を出力してくれるようになります。
まとめ
今回作った「断り文句代行くん」のポイントをまとめます。
- コードゼロ、Difyのノーコード機能だけで10〜15分で完成
- 入力フォームとプロンプトの2つを設定するだけでOK
- 3パターン出力することで、どんなシーンにも対応できる
- プロンプトを工夫するだけで出力の質がグンと上がる
断る文章を考える時間は、正直もったいない時間です。AIに丸投げして、自分はもっと大切なことに集中しましょう。
今回はチャットボットのシンプル設計だったので迷わず簡単に作れました。
出来ればシンプルなほうがいいですね!
xもやってるので良かったら見に来てください
次回も是非お楽しみに!


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