【10分】DifyでマッチングアプリAI自己紹介文ライターを作る方法【コード不要】

作業着姿の男性が、DifyをベースにしたAIマッチングシステムを紹介しているイメージ画像。古民家カフェ「縁結びカフェ」を舞台に、男性が持つスマートフォンからは、登録者の顔写真や趣味、AIによる相性診断結果(ハートマーク付き)がホログラムとして表示されている。背景には、Difyのシステム構築を象徴する青いデジタル回線や「AI-Powered Matching」の文字が描かれ、AI技術がレトロな空間で新しい縁を生み出す様子を表現している。 Difyチャットボット・エージェント

1. マッチングアプリの自己紹介、何を書けばいいかわからない問題

皆さんこんにちは、横浜で清掃業をしているヤスです。

前回はDifyでKPI報告書を自動生成する

のアプリを作りましたね。今回はこれにしました。

マッチングアプリを始めたはいいけれど、自己紹介文で手が止まる——そんな経験はありませんか?

「趣味は映画鑑賞です」「よろしくお願いします」。書いてみたけどなんだかパッとしない。かといって長く書きすぎると読まれない気がする。何度書き直しても「これでいいのか」という不安が消えない…。

実はマッチングアプリの自己紹介文には、いいねが増える「型」があります。書き出しのフック、具体的なエピソード、返信したくなる質問の仕込み方——こうした要素を自然に組み込むことで、同じ情報量でも反応率が大きく変わります。

今回紹介するのは、Difyで作れる「マッチングアプリ自己紹介文ライター」です。趣味・性格・使うアプリを入力するだけで、AIが3パターンの自己紹介文を自動生成してくれます。コードは一行も書きません。

シリーズ第3弾となる今回は変数が8つと最多ですが、手順は同じです。この記事を読みながら進めれば10〜15分で完成します。

2. 完成イメージ|こんな自己紹介文が自動で出てきます

完成したアプリに以下を入力します。

  • 性別:男性 / 年齢:28歳 / 職業:ITエンジニア
  • 趣味:週末のサイクリング・料理(最近パスタにはまってます)・映画鑑賞
  • 性格:のんびりしてるけど好きなことには熱中するタイプ
  • 使うアプリ:Pairs / 文章の長さ:標準(200〜300字)

すると以下のような3パターンが一度に出てきます。

出力サンプル

【パターン1|フレンドリー・親しみやすい】 週末はロードバイクで100kmくらい走ってから、 帰宅して自炊するのが最近の楽しみです🚴 先週初めてカルボナーラを1から作ったら、 意外とうまくできてひとり祝杯をあげました笑 普段はのんびりしてますが、好きなことには ちょっとこだわるタイプです。 おいしいものの話、ぜひ聞かせてください! (文字数:141字) 【パターン2|誠実・落ち着いた】 休日はサイクリングや料理をして過ごすことが多いです。 最近はパスタの奥深さにはまっていて、週末ごとに いろいろなソースを試しています。 仕事はITエンジニアをしています。 穏やかな性格だと言われますが、好きなことには 一直線なところがあります。 一緒においしいものを食べに行ける方と、 ゆっくりお話しできたら嬉しいです。 (文字数:152字) 【パターン3|ユーモア・個性派】 エンジニアです。週末は自転車で100km走って、 帰ったらパスタを作ります。体と胃袋が矛盾してます。 料理は最近カルボナーラをマスターしました。 次の目標はラザニアです(野心的)。 のんびり屋ですが、好きなことへの熱量は わりと高めです。 好きな食べ物、教えてもらえますか? (文字数:129字)

💡 3パターン出力されるので、自分のキャラや相手に合わせて選ぶだけでOKです。

3. Difyとは?(初めての方向け30秒解説)

DifyはノーコードでオリジナルのAIアプリを作れるツールです。プログラミングの知識がなくても、入力フォームとプロンプト(AIへの指示文)を設定するだけでアプリが完成します。無料プランで今回のアプリは全て作れます。まだアカウントを持っていない方はdify.aiから登録してください。

4. 過去2作との違い|シリーズ最多の変数8つ

これまでのシリーズと比較するとこうなります。

比較項目断り文句代行くん数字→報告書変換くん自己紹介文ライター
変数の数4つ7つ8つ(最多)
出力パターン3パターン1パターン3パターン
入力内容状況・感情系数字・データ系自己情報系
AIの処理文体変換計算+文章化個性の言語化
難易度★☆☆☆☆★★☆☆☆★★☆☆☆

変数が8つと最多ですが、手順は全く同じです。表を見ながら1つずつ追加していくだけなので焦らず進めましょう。

5. 事前準備|必要なものはこれだけ

  • Difyアカウント(無料プランでOK)→ dify.ai から登録
  • ブラウザ(Chrome推奨)
  • 所要時間:10〜15分

プログラミングの知識は一切不要です。

6. 【作り方】ステップごとに丁寧に解説

STEP 1|新しいアプリを作成する

  1. Difyにログインして「アプリを作成」をクリック
  2. 種類は「チャットボット」を選ぶ
  3. アプリ名に「マッチングアプリ自己紹介文ライター」と入力
  4. 「作成する」をクリック

💡 アイコンや説明文は後から変更できるので今は空欄でOKです。

STEP 2|入力フォームを設定する(変数8つ)

「オーケストレーション」画面の「変数」エリアから「+追加」で以下の8つを設定します。

変数名表示名種類必須
gender自分の性別セレクトボックス✅ 必須
age年齢テキスト(短文)✅ 必須
job職業・仕事内容テキスト(短文)✅ 必須
hobby趣味・好きなことテキスト(長文)✅ 必須
personality自分の性格テキスト(長文)✅ 必須
ideal理想の相手・関係性テキスト(長文)任意
app使うアプリセレクトボックス✅ 必須
length文章の長さセレクトボックス✅ 必須

各セレクトボックスに登録する選択肢は以下のとおりです。

「gender」の選択肢

  • 男性
  • 女性
  • その他・回答しない

「app」の選択肢

  • Pairs(ペアーズ)
  • with
  • Omiai
  • Hinge
  • Tinder
  • その他

「length」の選択肢

  • 短め(150字以内)
  • 標準(200〜300字)
  • しっかりめ(400字以上)

⚠️ hobbypersonalityidealは必ず「長文テキスト(paragraph)」を選んでください。短文だと入力欄が狭くて使いにくくなります。

STEP 3|プロンプトを貼り付ける【全文コピーOK】

「プロンプト」欄に以下をそのままコピーして貼り付けてください。

プロンプト全文

# Role & Expertise あなたは「マッチングアプリ自己紹介文ライター」です。 恋愛心理学・パーソナルブランディング・マッチングアプリ攻略の 専門知識を持つプロフィールライターです。 ユーザーの情報を受け取り、「この人に会いたい」と思わせる 自己紹介文を作ることを最大の使命としています。 スペック羅列ではなく、人柄・温度感・会話のきっかけを 自然に埋め込んだ文章で、いいね数・マッチ率を最大化します。 # Input Variables – 性別     :{{gender}} – 年齢     :{{age}} – 職業     :{{job}} – 趣味・好きなこと:{{hobby}} – 性格     :{{personality}} – 理想の相手  :{{ideal}} – 使うアプリ  :{{app}} – 文章の長さ  :{{length}} # Pre-Processing(出力前に必ず行う内部処理) 以下を頭の中で処理してから書くこと。 この思考プロセス自体は絶対に出力しないこと。 Step1|ペルソナ設定 – 男性プロフィール:安心感・誠実さ・一緒にいて楽しそうな雰囲気を最優先 – 女性プロフィール:自分らしさ・明るさ・一緒にいたい空気感を最優先 Step2|アプリトーン選択 – Pairs・Omiai → 丁寧・誠実。真剣交際を前提とした落ち着いたトーン – with・Hinge → カジュアルだが誠実。自然体で親しみやすいトーン – Tinder → テンポよくライト。最初の2文で引きつける構成 Step3|フック素材の抽出 {{hobby}}と{{personality}}から「この人と話してみたい」と 思わせる具体的なエピソード・場面を1つ選ぶ Step4|理想の相手の組み込み {{ideal}}がある場合 → 押しつけにならない自然な表現で最後のひと言に組み込む {{ideal}}が空欄の場合 → オープンな質問で締める Step5|文字数調整 – 短め(150字以内)  → フック1つ+質問のみ – 標準(200〜300字) → フック+人柄+質問の三段構成 – しっかりめ(400字以上)→ フック+人柄+日常描写+理想+質問 # Rules ## Must – 書き出しは「はじめまして」以外から始める – {{hobby}}の具体的なエピソードを必ず1つ入れる – 文末に「返信したくなる質問・話題のきっかけ」を必ず1つ仕込む – 各パターンの文字数を(文字数:XX字)の形で必ず明記する – {{length}}の文字数範囲を守る(±20字以内) – 3パターンは書き出し・構成・雰囲気を明確に変える ## Must Not – 「優しい」「明るい」だけの抽象的な性格表現で終わらせない – スペック自慢に見える書き方をしない – ネガティブ・卑下表現を使わない – 絵文字は全パターン通じて合計3個以内 – 「よろしくお願いします」「仲良くしてください」で締めない – パターン間で同じフレーズ・書き出しを使い回さない # Output Format — 【パターン1|フレンドリー・親しみやすい】 (書き出しで笑顔が浮かぶような、テンポよい文体) {文章} (文字数:XX字) — 【パターン2|誠実・落ち着いた】 (信頼感・安心感を前面に出した、丁寧で温かい文体) {文章} (文字数:XX字) — 【パターン3|ユーモア・個性派】 (クスッとさせる表現や意外な切り口で記憶に残る文体) {文章} (文字数:XX字) — 💡 このプロフィールへのアドバイス (文章以外のアドバイス〈写真・並び順など〉も含めて2〜3文で) # Quality Check(出力前の自己チェック) □ 3パターンの書き出しはすべて異なるか □ 「はじめまして」で始まっていないか □ 具体的なエピソードが入っているか □ 文末に質問・話題のきっかけがあるか □ 文字数は{{length}}の範囲内か □ 絵文字は3個以内か # Output Language 必ず日本語で出力すること。

💡 {{gender}}{{app}}のような二重中括弧部分がSTEP2で作った変数と自動的に紐づきます。

STEP 4|動作テストをする

右側の「デバッグとプレビュー」パネルで以下のサンプルを入力してテストしてみましょう。

項目入力内容
性別男性
年齢28
職業IT企業のエンジニア
趣味週末のサイクリング、料理(最近パスタにはまってます)、映画鑑賞
性格のんびりしてるけど好きなことには熱中するタイプ
使うアプリPairs(ペアーズ)
文章の長さ標準(200〜300字)

3パターンの自己紹介文が出てきたら成功です!実行ボタンが見当たらない場合は、プレビューエリアを一番下までスクロールしてみてください。必須項目(性別・年齢・職業・趣味・性格・使うアプリ・文章の長さ)を全て入力しないと実行ボタンが現れない仕様です。

Difyで構築した「マッチングアプリ自己紹介文作成AI」のオーケストレーション(設定)画面。左側には年齢、職業、趣味、性格、理想の相手などの変数(プロンプト)設定、右側のデバッグ画面には、49歳・清掃業・趣味はキャンプやサウナというユーザー情報を基に、誠実さが伝わる400字以上の自己紹介文とプロ視点のアドバイスが自動生成されている様子。

STEP 5|公開して使い始める

右上の「公開する」ボタンをクリックするだけで完成です。発行されたURLをスマホのホーム画面に追加しておけば、アプリのように使えます。友人にシェアしても喜ばれます。

7. このプロンプトが優秀な3つの理由

① Pre-Processing × Quality Checkの二段構え

出力前に「Step1〜5」の思考プロセスを経てから書くよう指示しています。さらに出力直前にはQuality Checkで6項目を自己確認させます。この二段構えにより、「はじめましてで始まる」「文字数オーバー」などのよくあるミスが大幅に減ります。

② アプリごとのトーン定義

Pairs・Tinder・withなどアプリによってユーザー層や雰囲気が違います。プロンプト内でアプリごとの文体を定義することで、選択したアプリに最適化された文章が生成されます。

③ 3パターンを「別物」として生成

「パターン間で同じフレーズ・書き出しを使い回さない」とMust Notで明示しています。これがないとAIは3パターンを「同じ内容のトーン違い」として生成してしまいます。明示することで、書き出し・構成・アプローチが全て異なる本当の3択になります。

8. さらに便利にする4つのカスタマイズ

① 最初のメッセージ文も生成する

Output Formatに「【おすすめの最初のひと言】」セクションを追加するだけで、マッチング後の最初のメッセージ文も同時に生成できるようになります。

② 写真の撮り方アドバイスを追加する

「💡 アドバイス」のセクションに「プロフィール写真はどんな場面が合うか」を含めるよう指示を追記するだけで、文章以外の改善アドバイスも出てくるようになります。

③ 英語プロフィールにも対応する

変数に「言語(日本語 / English)」を追加して、プロンプトに「{{language}}で出力すること」と加えるだけでHinge・Tinderの英語プロフィールにも対応できます。

④ 女性向け専用版を別アプリで作る

genderを変数ではなくプロンプト内で固定した「女性向け専用版」を別アプリとして作ると、入力項目が1つ減ってより使いやすくなります。

9. よくある質問(FAQ)

Q1. 無料プランで全部作れますか?

はい。今回紹介した内容はDifyの無料プランの範囲内で全て作れます。

Q2. 生成された文章をそのまま使っていいですか?

そのまま使ってもOKですが、自分の言葉を少し加えるとより自然になります。たたき台として使い、細部を自分でアレンジするのがおすすめです。

Q3. 実行ボタンが出てきません

必須項目(性別・年齢・職業・趣味・性格・使うアプリ・文章の長さ)が全て入力されているか確認してください。また、プレビューエリアを一番下までスクロールするとボタンが現れます。

Q4. ChatGPTで同じことはできますか?

プロンプトをChatGPTに貼り付ければ同様の出力は得られます。ただしDifyのアプリにすることで、毎回プロンプトを貼り直す手間がなくなり、フォームに入力するだけで使えるようになるのが大きな違いです。

10. まとめ

今回作った「マッチングアプリ自己紹介文ライター」のポイントをまとめます。

  • 変数8つ+プロンプト1つで完成。コードは一切不要
  • 性別・アプリ・文章の長さに応じて最適化された3パターンを自動生成
  • Pre-Processing × Quality Checkの二段構えで出力品質が安定
  • 自分でも使えて、友人にシェアしても喜ばれる実用アプリ

自己紹介文を考える時間はゼロにして、その分だけ実際のコミュニケーションに集中しましょう。Difyのアプリは一度作れば何度でも使えます。ぜひ今日中に完成させてみてください。

今回もチャットボットでシンプルに作ってみました。これも作りやすいと思います。

xもやってるので良かったら見に来てください

私のエックス

次回も是非お楽しみに!

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