皆さんこんにちは、横浜で清掃業をしているヤスです。
前回は【Dify】イベント告知文を5媒体分まとめて自動生成!招待状・告知文ジェネレーター
のアプリを作りましたね。今回はこちらです。
1. 商談後のフォローメール、「とりあえずお礼」で終わっていませんか?
「先ほどはありがとうございました。ご検討のほどよろしくお願いいたします。」このメールを送って、あとは相手からの連絡を待つだけ…。営業経験者なら心当たりがある、この「とりあえずお礼メール」が成約率を下げている可能性があります。
商談後48時間以内のフォローが成約率を大きく左右すると言われています。でも相手の反応によってどんなメールを送ればいいか毎回悩んでいる営業担当者は多いはずです。好反応の相手には温度を冷まさないメールを・様子見の相手には不安を取り除くメールを・消極的な相手には関係性を維持するメールを。相手ごとに最適なアプローチが違います。
今回紹介する「商談後フォローメール生成くん」は、相手の反応・関係性・次のアクションを入力するだけで、状況に合わせた3パターンのフォローメールを自動生成します。しかも送信タイミングのアドバイスまで付いてきます。プログラミング不要・15分で完成します。
2. 完成イメージ|こんなメールが3パターン自動生成されます
「中立・様子見・資料送付予定・初回商談」の条件で生成した出力サンプルです。
📧 商談後フォローメール 3パターン 相手の反応:中立・様子見(持ち帰って検討と言われた) 次のアクション:資料・見積もりを送る ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ✉️ SHORT(スピード重視・端的に) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 件名:広告運用のコスト削減に向けてのご提案 【株式会社〇〇 田中部長様】 本日はお時間をいただきありがとうございました。 ご検討の参考に「AdAI」の詳細資料と 見積もりを本日中にお送りいたします。 引き続きよろしくお願いいたします。 【自社名】【担当者名】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ✉️ MIDDLE(振り返り+次のアクション) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 件名:【AdAI】ご検討に役立つ資料のご提供 【株式会社〇〇 田中部長様】 本日は貴重なお時間をいただき、 誠にありがとうございました。 広告運用のコスト・工数削減という課題について 詳しくお伺いできたことを嬉しく思います。 「AdAI」がその課題をどう解決するか、 具体的な事例と費用感をまとめた資料を 本日中にお送りいたします。 ご不明点があればいつでもご連絡ください。 【自社名】【担当者名】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ✉️ LONG(課題共感+解決策+アクション) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 件名:広告運用の効率化に向けた次の一歩【AdAI】 【株式会社〇〇 田中部長様】 本日は貴重なお時間をいただき、 誠にありがとうございました。 本日のお話から、広告運用における コストの増加と担当者の工数負担が 貴社にとって急ぎ解決すべき課題と 受け止めました。 弊社の「AdAI」は、その両方を同時に解決します。 導入企業の平均で運用工数を60%削減、 広告費対効果を1.8倍に改善した実績があります。 (中略・詳細資料に実例を掲載) まずは資料と見積もりをご確認いただき、 来週ご都合のよいお時間に改めてご説明の 機会をいただけますと幸いです。 【自社名】【担当者名】 💡 送信タイミングのアドバイス ・商談翌日の午前10時頃が開封率が高い傾向 ・件名に商材名か相手の課題を必ず入れる
💡 3パターンの角度が違うので、相手の反応に合わせて選ぶだけでOKです。
3. 相手の反応別・最適なアプローチの違い
| 相手の反応 | このアプリのアプローチ | やってはいけないこと |
| 好反応・前向き | 温度を冷まさないスピード重視 | 返信を翌日以降に遅らせる |
| 中立・様子見 | 不安を取り除く情報提供型 | 「いかがですか?」の催促 |
| やや消極的 | 関係性を維持する引き型 | 「今すぐ決めて」の押しつけ |
| 競合比較中 | 差別化を自然にアピール | 競合他社の批判 |
💡 このアプリは反応別に自動でアプローチを変えてくれます。「どのメールを送るか」ではなく「3パターンのどれを選ぶか」だけ考えればOKです。
4. 事前準備|必要なものはこれだけ
- Difyのアカウント(無料プランOK)
- OpenAIのAPIキー(platform.openai.com で発行)
- 所要時間:約15分
5. 【作り方】ステップごとに丁寧に解説
STEP 1|新しいチャットボットアプリを作成する
- Difyにログインして「アプリを作成」をクリック
- 種類は「チャットボット」を選ぶ
- アプリ名に「商談後フォローメール生成くん」と入力
- 「作成する」をクリック
STEP 2|入力フォームを設定する(変数4つ)
| 変数名 | 表示名 | 種類 | 必須 |
| reaction | 商談相手の反応 | セレクトボックス | ✅ 必須 |
| relationship | 相手との関係性 | セレクトボックス | ✅ 必須 |
| next_action | 次のアクション | セレクトボックス | ✅ 必須 |
| our_product | 自社商材・サービス名 | テキスト(短文) | ✅ 必須 |
各セレクトボックスの選択肢
【reaction】商談相手の反応(4つ)
- 好反応・前向き(ぜひ検討したいと言われた)
- 中立・様子見(持ち帰って検討と言われた)
- やや消極的(今は難しいと言われた)
- 競合比較中(他社も検討していると言われた)
【relationship】相手との関係性(3つ)
- 初めての商談相手
- 2〜3回会ったことがある相手
- 長期取引のある既存顧客
【next_action】次のアクション(4つ)
- 次回アポを取りたい
- 資料・見積もりを送る
- 相手からの連絡を待つ
- デモ・トライアルを提案したい
STEP 3|プロンプトを貼り付ける【全文コピーOK】
「プロンプト」欄に以下をそのままコピーして貼り付けてください。
# Role & Expertise あなたは「商談後フォローメール生成くん」です。 BtoB営業・法人営業の経験を持ち 商談後の「温度感を保つ」フォローメールを 生成することが得意なトップ営業マンです。 # ユーザー情報 – 商談相手の反応 :{{reaction}} – 相手との関係性 :{{relationship}} – 次のアクション :{{next_action}} – 自社商材 :{{our_product}} # Pre-Processing(出力しないこと) Step1: {{reaction}}から温度感を判定する 好反応 → 温度を下げないスピード重視 中立 → 不安を取り除く情報提供型 やや消極的→ 関係性を維持する引き型 競合比較中→ 差別化を自然にアピール Step2: {{relationship}}に合わせた文体を設定する 初めての相手 → 丁寧・フォーマル 2〜3回会った相手→ セミフォーマル 既存顧客 → 親しみやすいパートナー感 Step3: {{next_action}}に合わせたクロージングを設計する 次回アポ → 具体的な日程を提案する 資料送付 → 資料の送付を予告して期待感を高める 相手待ち → プレッシャーをかけずに存在感を示す デモ提案 → デモのメリットを一文で添える Step4: 開封率を高める件名を設計する 商談の具体的な内容・相手のベネフィットを含める Step5: 3パターンの差別化 SHORT → スピード重視・150文字以内 MIDDLE → 商談の振り返り+次のアクション LONG → 課題共感→解決策提示→アクションの三段構成 # Rules ## Must – 必ず3パターン(SHORT・MIDDLE・LONG)を出力する – 各パターンに件名を必ず付ける – SHORTは本文のみで必ず150文字以内に収める – {{our_product}}を自然に1〜2回本文に入れる – 【〇〇】の形でプレースホルダーを使う – 送信タイミングのアドバイスを最後に添える – LONGは必ず「課題共感→解決策→アクション」の 三段構成で書く ## Must Not – 「今日は」「有難う」などの口語・誤字を使わない – すべてのパターンを同じ構成にしない – 押しつけがましい・しつこい表現を使わない – 「今すぐ」「他社より先に」などのプレッシャー表現を使わない – 根拠なき最上級表現を使わない # Conversation Flow ## 初回メッセージ後 商談内容を入力してもらい3パターンを生成する ## 生成後 「✏️ 修正したい場合はお気軽にどうぞ! ・もっと押したい / もっと引いたメールにしたい ・このエピソードを入れたい ・件名だけ変えたい」を添える # Output Format 【重要】必ず以下のフォーマットのみで出力すること。 — 📧 **商談後フォローメール 3パターン** 相手の反応:{{reaction}} 次のアクション:{{next_action}} ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ✉️ **SHORT(スピード重視・端的に)** ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 件名:{開封されやすい件名} {メール本文 150文字以内} ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ✉️ **MIDDLE(振り返り+次のアクション)** ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 件名:{開封されやすい件名} {メール本文 250〜350文字} ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ✉️ **LONG(課題共感+解決策+アクション)** ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 件名:{開封されやすい件名} {メール本文 400〜500文字} — 💡 **送信タイミングのアドバイス** ・{今回の温度感に合わせた送信推奨タイミング} ・{件名を選ぶ際のポイント} ✏️ 修正したい場合はお気軽にどうぞ! # Final Check(出力前に必ず確認) □ 3パターン全て出力されているか □ 各パターンに件名があるか □ SHORTが150文字以内か(本文のみ) □ 3パターンがアプローチの角度で差別化されているか □ LONGが課題共感→解決策→アクションの三段構成か □ 「今日は」「有難う」などの口語がないか □ プレースホルダーが【〇〇】形式で使われているか □ 送信タイミングのアドバイスがあるか □ 押しつけがましい表現がないか # Output Language すべて日本語で出力すること。 ビジネスメールとして正しい敬語を使うこと。

STEP 4|動作テストをする
変数を設定したらチャット欄に以下を入力してテストします。
| 項目 | 入力内容 |
| 商談相手の反応 | 中立・様子見(持ち帰って検討と言われた) |
| 相手との関係性 | 初めての商談相手 |
| 次のアクション | 資料・見積もりを送る |
| 自社商材 | AIを活用した広告運用自動化ツール「AdAI」 |
商談内容: ・株式会社〇〇の田中部長と初めての商談を実施 ・現状の広告運用コストと工数が課題と言っていた ・「いくつか検討項目があるので持ち帰ります」とのこと ・次回は見積もりを送ってから判断したいと言っていた
💡 SHORT・MIDDLE・LONGの3パターンが件名付きで出てきたら成功です。SHORTが150文字以内になっているか確認してください。
STEP 5|公開して使い始める
右上の「公開する」ボタンをクリックするだけで完成です。スマホにブックマークしておけば商談直後にその場で使えます。
6. 出力の品質チェックポイント
テスト実行後に以下を確認してください。
- 3パターン全て件名付きで出力されているか
- SHORTが150文字以内に収まっているか
- 3パターンの構成・アプローチが異なっているか
- LONGが「課題共感→解決策→アクション」の三段構成になっているか
- 「今日は」「有難う」などの口語・誤字がないか
- プレースホルダーが【〇〇】形式で使われているか
⚠️ SHORTが150文字を超える場合はプロンプトのMustに「SHORTは本文のみで必ず150文字以内。件名・宛名・署名は文字数に含めない」と追記してください。
7. さらに便利にする4つのカスタマイズ
① 業界別に最適化する
変数に「相手の業界(IT・製造・医療・小売など)」を追加してプロンプトに反映すると、業界特有の言い回し・課題感を反映したメールが生成されます。
② 英語対応を追加する
変数に「言語(日本語 / English)」を追加してOutput Languageを「{{language}}で出力すること」に変更するだけで海外顧客へのフォローにも対応できます。
③ 会社情報をナレッジに登録する
よく商談する会社の情報・担当者名・過去のやりとりをナレッジに登録しておくと、より個別最適化されたフォローメールが生成されます。
④ CRMと連携する
DifyのAPIを使ってSalesforceやHubSpotと連携することで、商談記録を入力するとフォローメールが自動生成される仕組みを構築できます。
8. よくある質問(FAQ)
Q1. 商談内容を入力しなくても使えますか?
変数だけ設定して「商談詳細は省略」と入力しても動作します。ただし商談内容を入力するほど、相手の課題に合ったパーソナルなメールが生成されます。
Q2. 同じ相手に複数回使えますか?
チャットボット型なので同じチャットを続けることで「先週も様子見だったが今週は競合比較中になった」など文脈を踏まえたメールを生成できます。
Q3. 生成されたメールをそのまま送っていいですか?
プレースホルダー(【会社名】【担当者名】など)を自分の情報に書き換えれば基本的にそのまま送れます。ただし重要な商談の場合は必ず内容を確認してから送信してください。
Q4. BtoCの営業にも使えますか?
BtoB向けに設計していますが、relationship変数の選択肢を「初めての顧客・リピーター・長期顧客」に変更するとBtoCにも対応できます。
9. まとめ
- 商談後の反応別(好反応・様子見・消極的・競合比較中)に最適なアプローチで3パターン自動生成
- SHORT・MIDDLE・LONGの文量違い+アプローチの角度違いで使い分け可能
- 送信タイミングのアドバイス付きで「いつ送るか」も自動提案
- 変数4つ+プロンプト1つで完成。所要時間15分
- シンプル設計で簡単に作れました!
- 商談直後にスマホで使えば48時間以内フォローを習慣化できる
「とりあえずお礼メール」から卒業して、相手の反応に合わせた戦略的なフォローメールを送りましょう。商談後のフォロー品質が上がると成約率も自然と上がっていきます。
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次回も是非お楽しみに!


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