【Dify新機能】人間の入力ブロックとは?クレーム対応を自動化する「ワンタップ承認AI」の作り方

Difyを活用して、AIが提案する複数の戦略(売上向上、顧客満足度向上、コスト削減など)を人間が確認し、ワンタップで実行を許可する「承認フロー」の仕組みを解説したブログ第101話のアイキャッチ画像。笑顔の個人事業主(Yasu)がタブレットの「APPROVE(承認)」ボタンを押し、AIの暴走を防ぎながら効率的に業務を進める近未来的なオフィスのイメージ図。 Uncategorized

導入:AIの「暴走」を防ぐ、社長のための最強ツール誕生!

現場仕事お疲れ様です! 横浜で清掃業を営む、49歳・IT未経験の個人事業主、Yasuです。

前回は競合サイトを自動監視!AIが価格変動をLINE通知するスナイパーを作りましたね

突然ですが、お客様からの「クレーム対応」、精神的にかなり削られますよね。 「すぐに返信しなきゃいけないけど、現場に出ているから長文を打つ時間がない」「かといって、AIに完全に任せて変なメールを送られたら、さらに大炎上してしまう…」

そんな悩みを一撃で解決する魔法のブロックが、Difyに新登場しました。それが**「人間の入力(Human-in-the-loop)」**ブロックです!

今回は、この新機能を使って**「AIが考えた3つの解決案から、社長が【ワンタップ】で選ぶだけで、完璧な謝罪メールが完成するシステム」**を作りました。IT未経験の私でも作れた、絶対に事故らないサイボーグ経営の要となるアプリです。同世代の皆さん、今回も一緒に手を動かしていきましょう!

結論:AIが9割働き、人間が「1クリック」で魂を入れる

今回作るアプリの構成(バケツリレー)は以下の通りです。

  1. 入力: お客様からのクレーム文をコピペする。
  2. AI(作戦会議): AIが瞬時に「A案(再清掃)」「B案(返金)」「C案(別サービス追加)」の3つの作戦を提案する。
  3. 人間(社長の決断): プログラムが一時停止!社長はスマホから、一番良いと思った案のボタンを1つポチッと押すだけ。
  4. AI(清書係): 選ばれたボタンの指示に従い、お客様へ送る完璧な謝罪メールを作成する。
  5. 安全装置: もし社長が3日間ボタンを押し忘れたら、「現在確認中です」という一次対応メールを自動作成する。

このように、**「作業はAIに丸投げしつつ、最後の決断(責任)だけは人間が持つ」**という最強のワークフローが完成します。

💡 Difyの新機能「人間の入力」ブロックとは?

「人間の入力」ブロックとは、プログラムの途中でAIの動きをピタッと止め、人間からの指示や承認を待つようにする機能です。

実は今回、私は最初「AIの案を見て、人間が『〇〇と付け加えて』と自由に文字を入力する」システムを作ろうとしました。しかし、現在のDifyの仕様では**「自由記述の入力欄を作るのではなく、あらかじめ用意したボタン(アクション)をクリックさせることしかできない」**という壁にぶち当たったんです。

しかし、これが結果的に大正解でした! 現場で手が離せない時、小さなスマホ画面でポチポチ文字を打つのは面倒ですよね。「AIが考えた選択肢を、ワンタップで承認するだけ」。これこそが、忙しい現場の社長にとって最も実用的で、スマートな自動化の形だったのです!

手順:ワンタップ承認・クレーム対応AIの作り方

Difyで新しいワークフローを作成し、以下の手順でブロックを繋いでいきます。

STEP 1:開始ノード(クレーム内容の入力)

お客様からのクレーム文を入れる箱を作ります。

  • 変数名:claim_text (Paragraph型)
  • 表示名:お客様からのクレーム内容

STEP 2:LLM 1(3つの作戦を考える)

開始ノードの右に「LLM」を繋ぎ、以下のプロンプトをコピペします。

Plaintext

あなたは清掃業のクレーム対応のプロフェッショナルです。
お客様から以下のクレームが届きました。

【クレーム内容】:
{{#開始.claim_text#}}

社長である私に向けて、このお客様の怒りを鎮めるための「謝罪と補填の作戦案」を、以下の3パターン(A・B・C)で提案してください。
※お客様宛てのメールではなく、私への業務報告として書いてください。

A案:【基本対応】丁重な謝罪と、無償での再清掃を提案する案
B案:【スピード解決】再訪問はせず、今回の代金を返金する案
C案:【付加価値提案】再清掃に加えて、別箇所の無料オプションをサービスする案
DifyワークフローのLLMノード(gpt-4o)設定画面。AIに「清掃業のクレーム対応プロフェッショナル」の役割を与え、ユーザーが入力したクレーム内容((x) claim_text)に基づき、社長(人間)へ向けて「謝罪と補償の作戦」を3つのパターン(A案:基本対応、B案:スピード解決、C案:付加価値提案)で提案させるためのシステムプロンプト設定。第101話で解説する、AIの暴走を防ぐ承認フローにおける、最初の提案生成プロセス。

STEP 3:人間の入力ブロック(ワンタップ承認!)

ここが今回の主役です。LLM 1の右に「人間の入力」ブロックを繋ぎます。

① フォームコンテンツ(社長への質問) ここに「AIが考えた案」を表示させます。以下の文字をそのままコピペしてください。(※手入力だと変数がうまく認識されないDifyのクセを回避するプロの裏技です!)

Plaintext

社長、AIからの作戦案が上がってきました。
以下の案から、どの方針で対応するかボタンで選択してください。

【AIが考えた3つの作戦案】
{{#LLM.text#}}

② ユーザーアクション(3つのボタン作り) デフォルトのボタンを書き換え、以下の3つのボタンを作ります。

  • アクションID:A案 / 表示名:A案を採用
  • アクションID:B案 / 表示名:B案を採用
  • アクションID:C案 / 表示名:C案を採用

③ タイムアウト(安全装置) 「3日」などに設定しておきます。

Difyワークフローの「人間の入力(Human-in-the-loop)」ノードにおける詳細設定画面。AIが生成した回答案を表示する「フォームコンテンツ」の設定や、人間が選択する「ユーザーアクション(A案を採用、B案を採用、C案を採用)」のボタン作成、および回答待ちのタイムアウト設定を行っている様子。第101話で解説する、AIの提案を人間が取捨選択するためのインターフェース構築プロセス。

STEP 4:LLM 2(選んだ案で清書する)

人間の入力ブロックの「各ボタン」から線を伸ばし、新しい「LLM 2」に繋ぎます。 ここで、**あなたが押したボタン(__action_id)**の内容を反映させます。

Plaintext

あなたは清掃会社の優秀なカスタマーサポートです。
お客様からのクレームに対し、社長が対応方針を決定しました。以下の情報をもとに、【最終的な謝罪メールの文面】を作成してください。

【お客様からのクレーム内容】:
{{#開始.claim_text#}}

【AIが提案した作戦案(参考)】:
{{#LLM.text#}}

【社長の決定】:
社長は「{{#人間の入力.__action_id#}}」の作戦を採用しました。この案に沿って作成してください。

【ルール】
・言い訳は一切せず、誠心誠意の謝罪から始めること。
・丁寧で温かみがあり、お客様の怒りを鎮めるトーンにすること。
DifyワークフローのLLMノード(gpt-4o)設定画面。前の工程である「人間の入力」ノードで選択された承認結果((x) action_id)を受け取り、その決定に基づいた最終的な「お客様への返信メール」を生成するためのシステムプロンプト設定。人間が下した経営判断をAIが正確に反映し、実務を完結させるプロセス。

STEP 5:LLM 3(タイムアウト時の緊急対応)

最後に、人間の入力ブロックの「TIMEOUT」から別の「LLM 3」へ線を繋ぎます。 もしあなたがボタンを押し忘れたら、ここで「現在確認中です」という時間稼ぎの一次対応メールを作らせる安全装置です。

Plaintext

あなたは清掃会社のカスタマーサポートです。
以下のクレームについて現在社内で事実確認中です。お客様へ「確認中につき、もう少々お待ちください」と伝える丁寧な一時対応メールを作成してください。

【クレーム内容】:
{{#開始.claim_text#}}

最後にそれぞれ「終了」ブロックを繋いで、右上の「公開」を押せば完成です!

Difyワークフローの「人間の入力(Human-in-the-loop)」ノードを活用した承認システムの設定画面。AI(LLM 3)が生成したクレームへの一時対応メール案に対し、人間が「承認(A)」「修正(B)」「却下(C)」などの判断を下すための分岐ルートが構築されている。第101話で解説する、AIの暴走を防ぎつつ業務を効率化するための実践的なワークフロー図。

まとめ:勘違いから生まれた「社長のための最強ツール」

同世代の皆さん、お疲れ様でした!テスト実行は試してみましたか?

ダミーのクレーム文を入れて実行ボタンを押すと、途中でプログラムがピタッと止まり、画面にA・B・Cの提案と「3つのボタン」が出現したはずです。そしてボタンをポチッと押した瞬間、完璧な謝罪メールが完成する。……控えめに言って、めちゃくちゃ感動しませんか?

実は今回、私は「人間の入力ブロックで、文字が打ち込めない!」と小一時間悩みました。しかし、その仕様の制限のおかげで**「現場の社長は、文字なんて打たずにワンタップで決断するのが一番カッコよくて実用的だ!」**という大発見にたどり着くことができました。

「完全自動化」は便利ですが、お客様の感情が絡むクレーム対応などではリスクが伴います。「9割の面倒な作業はAIにやらせて、最後の1割の魂(決断)だけは人間がワンタップで注入する」。この「人間の入力」ブロックを活用して、あなたも絶対に事故らないサイボーグ経営を実現してください!

次回はどんなアプリを作ろうかな、考えます!

是非お楽しみに!


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👤 この記事を書いた人:Yasu

  • 年齢・職業: 49歳、横浜で清掃業を営む個人事業主。
  • 経歴: 「現場仕事だけでは体力がもたない…」という危機感から、40代後半で一念発起しAI(Dify)とプログラミング(GAS)の学習を開始。完全未経験から、数え切れないエラー画面との格闘の末、自動化ツールを多数開発。
  • 発信の想い: 年齢を理由に新しい挑戦をためらっている同世代の背中を押すため、実体験に基づいた「超・実践的ノウハウ」をブログで発信中。趣味はサウナとキャンプ

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