皆さんこんにちは、横浜で清掃業を営む49歳、ヤスです。
アプリを作りましたね
清掃業などの一人親方にとって、毎月大量に消費する洗剤やワックスの経費はバカになりません。「いつも頼んでる問屋さん、今回は少し安くしてくれないかな…」と思いつつも、忙しいし、角が立つのは嫌だから結局そのまま発注してしまう。そんな経験ありませんか?
今回は、そんな**「人間がやると気まずい値引き交渉」をAIに丸投げし、さらにGmailで自動送信までしてしまう**という、超実用的なアプリの作り方を大公開します!
DifyとGAS(Google Apps Script)を連携させれば、チャット画面を飛び出して「現実世界に直接メールを送る」ことができます。中学生でもわかるレベルで図解とコードを載せているので、ぜひ今日からAIを「凄腕の調達部長」として雇ってみましょう!
【結論】 このアプリの仕組みは、「Dify(頭脳)」が相手を不快にさせない丁寧な交渉メールを考え、「GAS(郵便屋さん)」がその文章をGmailで自動送信するという完璧な連携プレイです。
成功のカギは2つ。Dify側で「プロンプトエンジニアリング(AIへの上手な指示出し)」を使ってAI臭さを消すこと。そして、GAS側で「玄関の鍵(アクセス権限)」をしっかり開けておくことです。
【手順(ワークフローとGASの設定)】
全体の流れは、「GASの準備」→「Difyの設定」→「連携テスト」です。
ステップ1:GASで「自動メール送信所(郵便屋さん)」を作る まずは、Difyからの手紙を受け取ってGmailで送るプログラムを書きます。GASを開いて、以下のコードをコピペしてください。
JavaScript
// Difyからデータを受け取って、自動で問屋にメールを送るメインの窓口(関数)です
function doPost(e) {
// Difyから送られてきた荷物(JSONというデータ形式)を開封して、中身を読み解きます
const params = JSON.parse(e.postData.contents);
// 読み解いたデータの中から、メールを送るために必要な3つの情報を取り出します
// ※Dify側から、これら3つの名前でデータを送ってもらう約束にしておきます
const toAddress = params.to_email; // 宛先:問屋さんのメールアドレス
const subject = params.subject; // 件名:メールのタイトル
const body = params.body; // 本文:Difyが一生懸命考えた丁寧な値切り交渉の文章
// Gmailの機能を使って、指定したアドレスへ実際にメールを送信します!
GmailApp.sendEmail(toAddress, subject, body);
// 送り終わったら、Dify側に「無事に送信完了しました!」という報告を返します
const result = { status: "success", message: "問屋へのメール送信が完了しました!" };
return ContentService.createTextOutput(JSON.stringify(result)).setMimeType(ContentService.MimeType.JSON);
}
⚠️ 初心者の罠①:アクセス権限の設定 コードを貼り付けたら「デプロイ(公開)」をしてWebアプリのURLを発行しますが、この時「アクセスできるユーザー」を必ず**「全員」**にしてください。「自分のみ」だとDifyからの荷物を受け取れずエラーになります!
ステップ2:Difyの開始(Start)ブロック Difyに移り、受付窓口を作ります。
- 変数1:
item_name(テキスト型)… 例:「強力アルカリ洗剤 18L」 - 変数2:
target_price(テキスト型)… 例:「6,500円」
ステップ3:DifyのLLMブロック(プロンプトエンジニアリング)
ここでAIに「横浜で誠実に清掃業を営む義理堅い社長」を憑依させます。以下のプロンプトをワンクリックでコピーして、そのまま丸ごと貼り付けてください。
Plaintext
# 指示
あなたは誠実で義理人情を大切にする、清掃業の経営者です。
長年お世話になっている問屋の担当者へ、角を立てずに「今後も継続して取引すること」を前提とした、丁寧な値引き交渉のビジネスメールを作成してください。
# 注文内容
・対象商品:{{#start.item_name#}}
・希望価格:{{#start.target_price#}}
# 条件(絶対に守ること)
1. 【トーン&マナー】決して強引な要求はせず、あくまで「お願い」という低姿勢な敬語表現を徹底すること。
2. 【理由の添え方】「昨今の資材高騰で厳しい」「今後も御社から購入したいからこそ」といった、相手が値引きに応じやすくなる理由を自然に添えること。
3. 【禁止事項】「はい、作成しました」などのAI特有の返答は一切出力せず、以下の出力形式のテキストのみを厳格に返すこと。
# 出力形式
件名:[ここに件名を記載]
本文:
[ここに本文を記載]
※プロのコツは「禁止事項」です。これを入れないとAIが余計なおしゃべりをしてしまい、それがそのまま問屋にメール送信されてしまいます(笑)。

ステップ4:HTTPリクエストブロック(GASへの送信) LLMの右側に「HTTPリクエスト」ブロックを追加し、システム同士を繋ぎます。
- APIのURL: ステップ1で発行したGASのWebアプリURLを貼る。
- メソッド:
POSTを選択。 - ボディ(Body): 形式を「
JSON」にして以下をコピペします。
JSON
{
"to_email": "テスト用の自分のアドレス@gmail.com",
"subject": "資材発注に関するご相談",
"body": "{{#llm.text#}}"
}

⚠️ 初心者の罠②:変数の紐付けと余計な設定
{{#llm.text#}}の部分は、コピペ後に一度消して、半角の{を打ってメニューから確実にLLMの出力結果を選び直してください。- 下にある**「ヘッダー(Headers)」と「パラメータ(Parameters)」は両方とも空欄のままでOK**です!Difyが裏側で自動的に処理してくれます。

【まとめ】 お疲れ様でした!右上の「実行」ボタンを押して、自分のスマホに完璧なビジネスメールが届けば大成功です!
この「Difyで考えてGASで動かす」という仕組みが理解できると、もうチャット画面だけのAIには戻れません。本業の経費削減から、面倒な顧客対応まで、あらゆる業務を自動化する最強の武器になります。

49歳、IT完全未経験からの挑戦ですが、確実にシステムを組む力が
ついてきているのを実感しています。
同世代で「これからAIを始めてみようかな」と思っている方、
遅すぎることは絶対にありません。
X(旧Twitter)のアカウント(@yyyyss)でもDifyの発信していますので、ぜひフォローして一緒に泥臭く学んでいきましょう!
次回も面白いアプリが作れればと思います。
是非お楽しみに!


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