第30話:LLMと出力ブロック!ついにAIが動き出す感動の瞬間

LLMを中心に、テキスト生成・画像生成・検索などのAI機能ブロックが歯車のようにつながる様子を描いたアイキャッチ画像。作業机の上で手作業でパーツを組み立てるようにAIワークフローを構築し、ついにAIが実際に動き出す瞬間の感動と発見を象徴している。 Uncategorized

「窓口は作った。でも、これだけじゃ動かないんだな…。」

前回、Difyワークフローの入り口である「開始ブロック」を攻略した私。 今回は、いよいよAIの心臓部である**「LLMブロック」と、ゴールの「出力ブロック」**を繋いでいきます。

バラバラだったパーツが一本の線で繋がったとき、私の作った「仕組み」に命が吹き込まれました。


1. LLMと出力ブロック:AIの「脳」と「ゴール」を理解する

アプリを実際に作る前に、これから使う2つの重要パーツの役割を整理しておきましょう。

LLMブロック:指示待ちの天才作家

  • 役割:預かった情報を加工する「脳」です。
  • SYSTEM:AIの「キャラ設定」や「指示書(プロンプト)」を書くメインの場所です。
  • コンテキスト:知識を補強する「参考書」。AIに事前に読み込ませたい知識を「変数」としてセットできます。
  • ビジョン/推論タグ:画像分析をさせたり、AIの思考プロセスを表示したりする機能です。
  • 失敗時再試行・例外処理:エラーが起きた時に「やり直す」ための予備装置です。

💡 ヒント: 「構造化出力」などの設定は高度なため、今はスルーして大丈夫。まずは基本の「つまみ」だけ覚えましょう。

DifyのLLMブロック設定画面の解説図。右側の設定パネル内の「SYSTEM」入力欄の上にある「{x}」ボタンを赤い矢印で指し、「変数はここから ↓」という赤いテキストで注釈が入っている。また、パネル全体に対して「各項目の説明 →」という注釈も添えられている。

出力ブロック:物語を締めくくるゴールテープ

  • 役割:最新版Difyの最終地点。AIが出した答えを画面に表示する「出口」です。
  • 比喩:これがないとAIは答えを抱えたまま迷子になります。ピタゴラスイッチの最後に旗が立つ瞬間のために必要です。

2. ゼロから『おじさん構文・脱出ツール』を作る手順

それでは、実際に一からアプリを組み立ててみましょう!

### STEP1:新しいアプリを作成する

  • Difyホーム画面左上の**「最初から作成」**をクリックします。
  • **「ワークフロー」**を選び、名前(例:おじさん構文・脱出ツール)を入れて作成します。

### STEP2:「開始ブロック」で入力窓口を作る

  • 画面にある「開始」ブロックの**「+」**をクリックします。
  • フィールドタイプを**「短文」、変数名を「original_text」**に設定して保存します。

### STEP3:「LLMブロック」で変数の魔法をかける

Difyのワークフロー編集画面で新しいブロックを追加する様子。「ユーザー入力(開始)」ブロックの右側にある「+」ボタンに「ここをクリック ↓」という赤い注釈があり、そこから開いたメニュー内の「LLM」に対しても「ここをクリック →」という赤い指示が入っている。
  • 右側の「+」から「LLM」を繋ぎ、SYSTEM欄に以下のプロンプトを貼り付けます。

Markdown

# Role
あなたは一流企業の役員秘書を務める、言葉遣いのスペシャリストです。

# Task
入力された「元の文章」を解析し、相手に不快感を与えず、かつ仕事ができる印象を与える「プロ仕様のビジネスメール」に書き直してください。

# Input
元の文章:
  • 【最重要操作】
    1. 「元の文章:」の直後にカーソルを置きます。
    2. 入力欄右上にある 「{x}」マーク をクリックします。
    3. メニューから 「original_text」 を選択します。
    4. 文字が**青色の背景で「(x) original_text」**と光ればバトン(変数紐付け)成功です!

### STEP4:「出力ブロック」を繋ぐ

  • LLMの右側から線を伸ばし、「出力」ブロックを選択します。
  • LLMが出力した回答(text)を表示するようにセットすれば完成です。

Difyのワークフロー全体と設定の正解例を示す図。開始から出力までの流れが繋がっており、中央のLLMブロックのプロンプト内に青色の背景で変数タグが挿入されている箇所に「こうなってれば正解 ↓」という赤い注釈が入っている。

3. 【実況】テスト用例文で「完走」を体験しよう!

設定ができたら、画面右上の**「テスト実行」**をクリックしてみましょう。 以下の例文をコピーして、「元の文章」欄に貼り付けてみてください。

「お疲れ様〜❗❗😊今日は天気が良いネ(笑)☀午後の会議、よろしく頼むヨ。期待してるゾ❗✨期待に応えてくれると信じてるヨ〜🎵👍」

実行ボタンを押すと、ブロック間の線が青くピカピカと光り、情報が運ばれていきます。

AIの回答(出力結果):

「お疲れ様です。本日は好天に恵まれましたね。午後の会議、何卒よろしくお願いいたします。進捗を楽しみにしております。」

49歳の私が作った仕組みが、意志を持って動いた瞬間。まるで初めて模型列車が走った時のような、震えるほどの感動でした!


## まとめ・次回予告:小さな一歩が未来を変える

「未経験だから無理」ではなく、「道具を繋げば自分でも作れる」。 一本道のワークフローを完成させた今、私はその確信を深めました。変数の部分が初めは結構苦戦しました。プロンプト例の変更する場所を上手くできなかったですが、何とか成功しました。分からなくなったらチャットGPTやジェミニに聞けば答えが出ると思いますので頑張ってください!

次回予告:第31話「AIに判断を任せる!条件分岐編」 次は一本道ではなく、AIに「もし〜ならA、そうでなければB」と判断させる魔法に挑戦します。ついにAIが、あなたの代わりに「考えて」動き出します。お楽しみに!

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