第32話:100人分の仕事を一瞬で!

AI自動化を表現した近未来の工場イメージ。知識ベースのデジタル書籍がコンベアで処理され、AIによって分析・反復され、整理されたドキュメントと洞察が生み出される様子を描いたDify活用イメージのアイキャッチ画像 Uncategorized

「繰り返し(イテレーション)」が叶える副業自動化の夢

「もし100件のデータがあっても、ボタン一つで終わらせられたら……」

前回、条件分岐(IF)を学び、
AIに**「判断」**を任せられるようになりました。

しかし、すぐに新たな壁にぶつかります。

それは——
量の壁です。

1件は処理できる。

でも、

  • 10件
  • 50件
  • 100件

あったらどうでしょう。

結局、
100回実行ボタンを押すの?

そんな絶望を救ってくれたのが、

イテレーション(繰り返し)ブロックでした。

これは、副業を
「労働」から「自動収益」へ変える本当の魔法です。


1. 魔法の「イテレーション」

AIが不眠不休で働くベルトコンベア

イテレーションは「AIのわんこそば」

イテレーションとは、

データが空になるまで、
同じ処理を自動で繰り返す仕組み
です。

  • データがある限り
  • 止まらず
  • 勝手に処理し続ける

その姿はまさに、
AI版・わんこそば。

あなたが何もしなくても、
AIは黙々と働き続けます。

正直に言うと——

ちょっとズルい。

そう感じるほど、
圧倒的な仕組みです。


2. 覚えておきたい「データの形」

配列(Array)とは?

イテレーションを使うには、
データを**配列(Array)**という形にします。

まずは、
この3つだけ押さえておきましょう。

  • Array[String](文字の配列)
    例: [“商品A”, “商品B”, “商品C”]
  • Array[Number](数値の配列)
    例: [100, 200, 300]
  • Array[Object](オブジェクトの配列)
    複雑なデータセット(詳細は後のChapterで解説)

難しく考える必要はありません。

「同じ種類のデータが、箱にまとめて入っている」

それだけの理解で十分です。


3. 【図解】イテレーションが処理を進める流れ

言葉で聞くより、
流れで見ると一発です。

入力:文字の配列
["文字1", "文字2", "文字3"]

↓

イテレーションブロック
├ 文字1 → LLM → 結果1
├ 文字2 → LLM → 結果2
└ 文字3 → LLM → 結果3

↓

出力:結果の配列
[結果1, 結果2, 結果3]

↓

テンプレートブロックで整形

↓

最終出力:
結果1
結果2
結果3

実装は5ステップだけ

  1. 入力データを**配列(リスト)**で用意する
  2. イテレーションブロックを配置する
  3. 各要素をLLMなどで処理する
  4. 結果を配列のまま次へ渡す
  5. テンプレートブロックで表示用に変換する

これだけで、

100件分の処理が一瞬で終わります。


4. おさらい

第18話で育てた「AIの本棚」を大量処理に使う

ナレッジを「自動調理」へ

第18話で作ったナレッジ(知識ベース)

目的

過去に学んだ知識検索を、
大量処理のエンジンとして再定義する。

要点

第18話の「ナレッジ」は、
食材が詰まった冷蔵庫

そして
知識検索ブロックは、
必要な食材を取り出す「手」。

この手を、
イテレーションという
ベルトコンベアと合体させることで、

全自動・一括調理が始まります。

感情

鳥肌。


知識検索ブロックは「ナレッジ専用の窓口」

Difyでナレッジを使うには、
必ず知識検索(Knowledge Retrieval)ブロックを設置します。

  • ナレッジ:AIが参照するデータそのもの(AIの本棚)
  • 知識検索ブロック:本棚から必要な情報を探し出す機能

例えば、
ナレッジに保存した
「競合他社の100個の商品データ」。

これを
知識検索ブロック × イテレーション
で組み合わせると――

AIが100件すべてを自動で読み込み、
分析し、
比較レポートを数分で書き上げてくれます。


5. 衝撃の実況

100件のリサーチが一瞬で終わった…!

画面が勝手に進む「無双状態」

ブロックをつなぎ、
実行ボタンを押した瞬間。

画面が——

勝手に動き始めました。

  • データが流れ
  • 処理され
  • 結果が積み上がる

その様子は、
工場ラインの完成品を見る感覚。

これまで、
数日かかっていた作業が、

コーヒーを淹れている間に終わります。

これこそが、

時間の革命です。


6. まとめ・次回予告

第33話「イテレーション実践編」へ

判断力(IF)と、
馬力(イテレーション)。

この2つを手にした今、

あなたはもう、
初心者ではありません。

あなたは、

  • ボタンを押すだけで
  • 価値を生み出す
  • 工場の主

です。

次回は、
画面キャプチャ満載の実践編。

イテレーションを使って、

大量の記事やデータを自動生成するアプリ

を一緒に作っていきます。

なるべく分かりやすいように操作画面の

画像を入れようと思いますので

お楽しみに。

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