第31話:Difyで全自動化!条件分岐(IF)を覚えたらAIが私の代わりに「判断」し始めた

ノートパソコンを操作する手元の前に、AIテキスト生成、LLM、条件分岐、アウトプットといったブロックが光のラインでつながり、DifyによるAIワークフローの自動判断と処理の流れを表現した未来的なビジュアル Uncategorized

「もし、この言葉が入っていたら右へ。そうでなければ左へ。」

前回、一本道のワークフローを完成させて、**「AIを動かす感動」**を味わいました。

今回は、さらに一歩進みます。

AIに**「判断」**という魔法を覚えさせる回です。

これまでは、私が指示した通りに動くだけだったAI。

それがついに、私の価値観をルールとして理解し、自動で道を選び始めるようになりました。

その瞬間、ワークフローはただのツールから、頼れるパートナーへと進化します。


1. 条件分岐は「AI専用の交通整理」|分岐ブロックの正体

条件分岐とは、

AIが迷わないための自動改札のようなものです。

プログラミングや論理と聞くと、身構えてしまいますよね。

でも実際は、とてもシンプル。

条件分岐は、入ってきた情報を

  • 合格か
  • 不合格か

この2つに分けるだけの仕組みです。

駅の自動販売機が、

  • 150円ある → ボタンが光る
  • 足りない → 押せない

と判断しているのと同じ。

この**「もし〜なら(IF)」**という看板を立てるだけで、

AIはあなたの代わりに、
24時間休まず交通整理をしてくれるようになります。


2. 【図解】第30話のアプリを「自動仕分け」に改造しよう

まずは、

第30話で作った「おじさん構文・脱出ツール」の編集画面を開いてください。

一本道だったルートに、
分かれ道を作っていきます。

Difyのワークフロー編集画面。「おじさん構文・脱出ツール」に「IF/ELSE(条件分岐)」ブロックを挿入した様子。左側の入力ブロックから中央のIF/ELSEブロックへ線が繋がり、そこから「至急」と「通常」の2つのLLMブロックへ道が分かれている。画像内には赤い矢印と文字で「条件はここから」「位置を調整」といった操作指示の注釈が入れられており、右側にはテスト実行結果のパネルが表示されている。

STEP1:分かれ道(IF / ELSE)を差し込む

  • 「開始」と「LLM」をつないでいる線をクリックして削除
  • 「開始」ブロック右側の「+」ボタンをクリック
  • 「条件分岐(IF / ELSE)」を選択

STEP2:AIの判断基準(もしも…)を決める

  • 配置した「条件分岐」ブロックをクリック
  • 変数に original_text(おじさんの原文) を選択
  • 演算子を 「含む(Contains)」 に設定
  • 値に 「至急」 と入力

これで、

「もし原文に『至急』が入っていたら」

という仕分けルールが完成です。

STEP3:もう一つのLLM(至急用)を追加する

  • 画面の空いている場所で「+」を押す
  • 新しい「LLM」ブロックを追加

役割を分けます。

  • 既存のLLM → 通常用LLM
  • 新しいLLM → 至急用LLM

線をつなぐ

  • 条件分岐の TRUE(成功)至急用LLM
  • 条件分岐の FALSE(失敗)通常用LLM

3. 至急用LLMの設定|最短・最速プロンプト(コピペ用)

新しく追加した「至急用LLM」に、
以下のプロンプトを設定しましょう。

冗長なおじさん構文を削ぎ落とし、
**一瞬で要件が伝わる「デキる秘書」**に変身させます。

SYSTEM(システムプロンプト)

# Role
あなたは、スピードと正確性を最優先する超一流の役員秘書です。

# Task
入力された「おじさん構文(冗長で絵文字が多い文章)」を、
至急案件に対応するための「最短・最速のビジネスメール」にリライトしてください。

# Constraints
- 挨拶は「お疲れ様です。」の1行のみ
- 結論(何をしてほしいか、何が決まったか)を冒頭に配置
- 感情表現・絵文字・世間話はすべて削除
- 箇条書きを多用し、30秒で理解できる構成
- 結びは「以上、よろしくお願いいたします。」で統一

# Output Style
件名:【至急】(件名を推測して記載)
本文:
お疲れ様です。
(ここに結論と要点を簡潔に)
以上、よろしくお願いいたします。

USER(ユーザープロンプト)

{{original_text}}

※ 青いタグ(変数)が正しく入っているか、必ず確認してください。


4. 【最重要】出力ブロックで「2つの結果」を合流させる

道は2つに分かれました。

でも最後は、
出口(出力ブロック)で1つにまとめます。

線を合流させる

  • 至急用LLM → 「出力」ブロック
  • 通常用LLM → 同じ「出力」ブロック

出力ブロックの設定を更新

  • 「出力」ブロックの設定を開く
  • 既存の {{通常用LLM/text}} に加えて
  • {{至急用LLM/text}} も表示対象に追加

これで、

どちらのルートを通っても、結果が必ず画面に表示される

状態になりました。


IF/ELSE」ブロックの設定パネルを開き、「変数(original_text)」を選択して「値(至急)」を入力する具体的な設定手順の図解。赤い矢印で設定箇所が強調されている。

完成図(image_69146c.png): すべての設定が完了し、正常に動作するワークフローの完成図。右側のテスト結果パネルには、通常ルートを通って丁寧に変換されたビジネスメールのプレビューが表示されている。

5. 動いた瞬間の鳥肌!テスト実行で確かめよう

設定ができたら、
次の2つの例文でテストしてみましょう。

  • テスト1(通常)
    「お疲れ様〜!(^_^) 来週のランチ、空いてるかな?」
  • テスト2(至急)
    「至急!!(>_<) 資料の3ページ目にミスがあったヨ!すぐに直して!」

実行した瞬間、

入力内容によって、
青い線が別々のルートをパチパチと走る様子が見えます。

まるでAIに、
「意志」が宿ったような鳥肌モノの光景です。


6. 応用編|条件分岐で「全自動化」が加速する活用例3選

この条件分岐をマスターすれば、
応用は一気に広がります。

  • クレーム自動仕分け
    「返金」「不満」が含まれていたら、即謝罪ルートへ
  • 問い合わせ優先度判定
    「至急」「納期」があれば、即時通知ルートへ
  • SNSリサーチ選別
    特定キーワードがあれば保存、なければスルー

7. まとめ|AIに「判断」を任せる快感

一本道のワークフローを卒業し、

AIに「交通整理」を任せる。

これができるようになると、
Difyで作れるものの幅は、一気に広がります。

このブロックは結構苦戦しましたが、ちゃんと動いてくれると嬉しいものですね。
次回

「AIに『知識』を授ける!検索と繰り返しの魔法」 次は、AIにPDFやURLの情報を読み込ませる**「知識検索(ナレッジ)」と、大量のデータを一気に処理する「イテレーションブロック」**の使い方を伝授します。 これを知れば、あなたのAIは単なる「メール変換器」を超え、「超優秀なリサーチ助手」へと進化しますよ!お楽しみに!

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