「…できた。本当に動いた。」
前回、自動化ツール「Make」という最強の通訳を雇うことで、あれほど苦戦したGoogleカレンダー連携をわずか10分で攻略しました。
画面を閉じた後も、しばらく心臓の鼓動が収まりませんでした。 「APIなんて魔法使いの言葉だ」と諦めていた49歳の私でも、道具の選び方ひとつで世界が変わる。
その成功体験が、私の心にある「もっとやってみたい!」という火を大きくしたのです。 今回は、Difyの真骨頂である**「ワークフロー」**の世界へ足を踏み入れます。
1. 導入:連携成功の快感が、私の好奇心に火をつけた
補助輪なしで自転車に乗れた瞬間、子供は「隣の町まで行けるかも!」とワクワクしますよね。今の私はまさにそれです。
カレンダーが自動で埋まるのを見て、「自分の思考そのものをAIに組み込めたら、もっと自由になれるはず」と確信しました。
2. Difyワークフロー:エージェントとの決定的な違い
これまで私が使っていたのは「エージェント」でした。 でも、新しく挑戦する「ワークフロー」は何が違うのか?
- エージェント: 「これやって」と丸投げする。AIが自分で考えて動く「おまかせ出前」。
- ワークフロー: 「まずこうして、次にこれをして」と手順を決める「秘伝のレシピ」。
自由度が高い分、難しそうに見えますが、実は**「自分の思い通りに動く」という安心感**はワークフローの方が圧倒的に上なんです。
3. 魔法の呪文「DSLファイル」で挫折を回避!
「でも、真っ白な画面から組み立てるなんて無理…」 そう思ったあなた、安心してください。私も同じでした。
そこで使うのが**「DSLファイル」**という魔法の設計図です。 これは、誰かが作ったAIの仕組みを「まるごとコピー」できるファイルのこと。
料理で言えば「プロの味を再現できるレトルトパック」を鍋に移すような感覚です。
⚠️ 【重要】挑戦する前にチェック!無料版の「5個の壁」
ここで一つ、初心者がハマりやすい注意点があります。 Difyの無料版(クラウド版)では、保存できるアプリの数は**「最大5個まで」**という制限があります。
もしエラーが出てインポートできない時は、以下を確認してください。
- すでに5個作っていないか?
- 新しく作りたい場合は、1つ削除して枠を空ける
- または、有料版へアップグレードを検討する
大切な設計図を無駄にしないよう、整理整頓してから進めましょう!
【実践】DSLファイルをインポートする手順
- アプリを作成:Difyのホーム画面左上からスタート。
- DSLファイルをインポート:画面上部のこの文字をクリック。
- ファイルをアップロード:手元の「.yml」ファイルをドラッグ&ドロップ。
- 作成ボタン:これで、プロが作った「箱」と「線」がパッと現れます。

4. すべての起点「開始ブロック」はAIの目覚まし時計
インポートができたら、一番左にある「開始」ブロックを覗いてみましょう。 ここは、ピタゴラスイッチの「最初のボールを転がす指」の役割です。
ここでAIへの**「注文窓口(入力フィールド)」**を作ります。

入力フィールドの細かい設定
- 変数名(event_title等): AIが認識する「管理用コード」。半角英数で書きます。
- ラベル(予定の名前は何ですか?等): 私たちが画面で見る「案内文字」。日本語でOKです。
- 種類を選択: 短い言葉なら「テキスト」、長文なら「段落」を選べば間違いありません。
設定が終わると、あなたのAIは**「専用の受付窓口」**を持ったプロの道具に進化します。

5. 感動!自分の「思考のクセ」がAIとして動き出す
箱と箱を線で繋いでいく作業。 それはプログラミングというより、子供の頃に夢中になったレゴブロックやパズルに近い感覚でした。
「ここで日付を聞いて、ここで内容を整理して…」 自分の頭の中にある「仕事の手順」が、画面上で視覚化されていく。
そしてスイッチを押すと、その通りにAIが動き出す。 このピタゴラスイッチが繋がった瞬間の爽快感は、49年生きてきてもなかなか味わえないものでした。
6. 夢が広がる!ワークフローが変える副業自動化の未来
ワークフローを使いこなせば、私の代わりに24時間働き続ける「分身の工場」を持つことができます。
- SNSの投稿案を自動で作らせる
- ニュースを要約してカレンダーに保存する
- メールの返信案を自分のトーンで作成する
「未経験だから無理」ではなく、「未経験だからこそ、道具に頼って自動化する」。 その第一歩を、私は今、確実に踏み出しました。
次回予告:第30話「実践!最初の1ブロックを置いてみよう」
DSLのインポートを卒業し、一から箱を置く楽しさを一緒に体験しましょう!LLMブロック等の解説をします。ここでチャットGPTを設定したり、プロンプトを書いたりしてアプリの心臓部を作ります。お楽しみに!


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