前回の記事では、**「自動ブログタイトル生成ツール」**の作り方を解説しました。 実際に作ってみた方、いかがでしたか?
「キーワードを入れるだけで10個も案が出てくる!」と感動したかもしれません。 でも、SEOを意識して使い込むうちに、こんな**「新たな悩み」**が出てきていませんか?
- 「32文字以内に収まってるか、結局いちいち数えてる……」
- 「良さげな案と、長すぎる案が混ざっていて、選別が面倒……」
今のままでは、全自動パン焼き機を買ったのに、焼き上がったパンの厚さを定規で測って手作業で仕分けているようなものです。
今回は、その仕上げを自動化する**「コード実行ブロック」**を解説します。 これはAIに「定規」と「ゴミ箱」を持たせるだけの話。
これが使えると、あなたのツールは「アイデア出し機」から**「プロ用ツール」**へと進化します。
1. ツールを作っても残る「手作業」の矛盾
前回の「タイトル生成ツール」は便利ですが、プロの現場ではそのまま採用とはいきません。 検索結果で省略されない**「32文字前後」**という絶対的なルールがあるからです。
AIは「文字数を数える」のが実は苦手で、平気で40文字の長い案を出してきます。 結局、テキストをコピーして、文字数カウントサイトで確認するハメに……。
「AIで時短したはずなのに、確認作業で時間を浪費している」 この矛盾に気づいた時、人はAIへの期待値を下げてしまいがちです。
比喩で言うなら、釣ってきた魚を市場に出す前に、一匹ずつ手でサイズ測定している状態。 これでは、大漁になればなるほど、あなたの手作業は増えてしまいます。

2. Dify 使い方を変える小さな発想転換
ここで「やっぱりプログラミングができないとダメか…」と諦めるのは早すぎます。 難しいコードを何十行も書く必要はありません。
**「Dify 使い方」を少し変えて、「検品係」**を一人雇うイメージを持ってください。
- これまでの使い方:AIに「案を出して」と頼むだけ(製造のみ)
- これからの使い方:AIの隣に「文字数チェッカー」を置く(製造+検品)
「ここを通る文字が32文字を超えたらNG、以内ならOK」。 このシンプルなルールを追加するのが、コード実行ブロックの役割です。 一から道路を作るのではなく、既存の道路に**「高さ制限バー」**を設置する感覚に近いです。

3. コード実行ブロックによる自動仕分け術
では、具体的にどうするのか? ここで登場するのが、今回の主役である**「コード実行ブロック」**です。
やることはシンプル。前回のフローの「タイトル生成」の直後に、このブロックを挟みます。 そして、中身にはごく短い「条件」を書くだけです。
「もし(if)、文字数が32文字以下なら『採用』へ。それ以外(else)なら『修正』へ」
これが**「自動仕分け」**の正体です。 まるで郵便局の自動仕分け機のように、流れてきたタイトルをサイズ(文字数)で瞬時に振り分けてくれます。
この1ブロックがあるだけで、最終的に届くのは**「SEO的に合格したタイトルだけ」**。 地味で神経を使う「数える作業」から、あなたは完全に解放されるのです。
4. Dify ワークフローが起こす時短革命
この検品システムが組み込まれた**「Dify ワークフロー」**の動きは、見ていて痛快です。
- 入力:あなたがキーワードを入れる
- 生成:AIがタイトル案を出す
- 検品:瞬時に文字数を計測し、長すぎる案を弾く
- 出力:完璧な長さのタイトルだけがズラリと並ぶ
これが、クリック一つで完結します。 ドミノ倒しの最後で、勝手に**「当たり」のドミノだけがゴールに入る**ような仕組みです。
以前のように「これは35文字か…惜しいな」と悩む時間はゼロになります。 あなたは出力された精鋭たちの中から、一番好きなものを選ぶだけ。 この**「思考のショートカット」**こそが、自動化の本当の快感です。
5. AI 副業で稼ぐための強力な武器
この機能が使えるようになると、**「AI 副業」**での単価が跳ね上がります。 クライアントは「素材」ではなく「完成品」を求めているからです。
- 普通のツール:「タイトル案を出します(長さはバラバラ)」
- あなたのツール:「SEO最適な32文字以内の案だけを厳選して出します」
クライアントからすれば、後者は**「そのまま入稿できる」**という圧倒的なメリットがあります。
例えるなら、泥付きの野菜を売るか、**「洗浄・カット済みの野菜」**を売るかの違い。 コードブロックによる「ひと手間」が入っているだけで、価値は何倍にも膨れ上がります。

6. 次回、さらなる自動化の深淵へ
前回のツールに「定規(コード実行ブロック)」を加えるだけで、実用性が激変するイメージは湧いたでしょうか?
今回は単純な計算でしたが、このブロックの可能性はこれだけではありません。 後日、選別されたタイトルを使って、さらに**「Google検索のトレンド情報」**と突き合わせる高度な連携をお話しします。
次回は他にもコード実行ブロックを使った場合のメリットが感じられるようにどのようなシーンで使えるかを紹介したいと思います。お楽しみに!


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