51話:【Dify】脱・コピペ地獄!スプレッドシートへ「魔法のトンネル」を開通させる準備編

「ブログ記事のアイキャッチ画像。青い光の渦(トンネル)を背景に、笑顔の男性と親しみやすいロボットが並んでいる。画面上部には『51話:【Dify】脱・コピペ地獄! スプレッドシートへ「魔法のトンネル」を開通させる準備編』という大きな見出し文字がある。周囲にはGoogle スプレッドシートのアイコンや、データが入った箱、書類の山が描かれており、Difyを活用してデータ入力を自動化するワクワク感を表現した明るいデザインのイラスト。」 Uncategorized

前回(第50話)、私たちはDifyに「パラメーター抽出」という**「仕分け能力」**を与えました。

ごちゃごちゃした会話の中から、「テーマ」や「ターゲット」をきれいに抜き出せるようになりましたよね。

でも……そのデータ、Difyの画面を閉じたらどうなりますか?

はい、消えてなくなります。

これって、例えるなら**「苦労して釣った大魚(良いアイデア)を、クーラーボックス(保存場所)に入れずに、海にリリースしている」**ようなものです。

趣味ならいいですが、ブログ運営はビジネスです。釣果は持ち帰らなければ意味がありません。

「後でコピペすればいいや」と思っていると、人間は必ずサボります。

今回は、その最後の鎖を断ち切ります。

DifyとGoogleスプレッドシートを繋ぎ、**「ボタン一つで台帳への書き込みまで完了させる」**完全自動化の旅へ出かけましょう。


荒れた海辺の桟橋で、涙を流しながら『良いアイデア』と書かれた光る金の魚を抱える老漁師のイラスト」

1. 仕組みは「隣の家に回覧板」と同じ

「API連携」とか「HTTPリクエスト」なんて言葉を聞くと、蕁麻疹が出る人もいるかもしれません(私もそうでした)。

でも、怖がる必要は全くありません。

やることは、たったこれだけです。

  1. 受け取り手(Google):専用の「郵便ポスト」を作る。(★今日の作業)
  2. 送り手(Dify):そのポストに手紙を投函する。(次回の作業)

今日は、Googleスプレッドシート側に「ここにデータを入れていいよ!」という**受取口(ポスト)**を作ります。

難しいプログラミング知識はゼロで大丈夫。私が用意した「呪文」をコピペするだけで終わります。


夜の街を背景に、窓辺で二体のロボットが交流している心温まるイラスト。右側の窓の中にいるロボットの胸には『Dify』のロゴが表示されており、光り輝くデータ表のような書類を、外にいる左側のロボットへ手渡している。左側のロボットは表計算ソフトのアイコンが並んだデザインをしており、驚いた表情でカゴを差し出して書類を受け取ろうとしている。AIツールがデータを処理し、効率化を助ける様子を擬人化したような、明るく親しみやすい水彩画風の描写。」

ステップ1:受け皿(スプレッドシート)の準備

まずは、データを受け取る側(Google)の準備をしましょう。

これは、野球で言うなら**「キャッチャーミットを構える」**作業です。

  1. Googleスプレッドシートを新規作成します。
  2. ファイル名を「ブログネタ帳」などにします。
  3. 1行目に、以下の項目名を入力してください。
A列B列C列D列
日時テーマターゲットトーン

これだけでOK!

「A列には日時、B列にはテーマを入れてね」という**「住所」**が決まりました。


「Google スプレッドシートの操作画面のスクリーンショット。タイトルは『無題のスプレッドシート』となっており、シートの1行目には左から『日時』『テーマ』『ターゲット』『タイトル案』という見出しが入力されている。A列2行目には『2026年2月7日』という日付が入力されており、それ以外のセルは空欄の状態。ブラウザのタブやアドレスバー、スプレッドシートのメニューツールバーが表示されている実用的な作業画面。」

ステップ2:魔法のコード「GAS」をコピペ

次に、このスプレッドシートに**「自動記帳ロボット」を住まわせます。 これには、Googleが無料で提供しているGAS(Google Apps Script)**という機能を使います。

「げっ、コード書くの?」と思いましたか?

大丈夫です。今回も**「コピペ」**で終わらせます。

  1. スプレッドシートのメニューバーにある**「拡張機能」**をクリック。
  2. **「Apps Script」**を選択します。

すると、別画面で真っ白な(または少し文字が書かれた)エディタが開きます。

元々書いてある文字(function myFunction... とか)は全部消して、以下のコードをそのまま貼り付けてください。

【コピペ用コード】

JavaScript

function doPost(e) {
  // 1. スプレッドシートを取得
  var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
  
  // 2. 送られてきたデータ(JSON)を取り出す
  var data = JSON.parse(e.postData.contents);
  
  // 3. 最終行にデータを追加する
  // 順番:日時, theme, target, tone
  sheet.appendRow([new Date(), data.theme, data.target, data.tone]);
  
  // 4. 「成功したよ」と返事をする
  return ContentService.createTextOutput("Success");
}

たったこれだけ!

このロボットは、**「荷物が届いたら、中身を取り出して、最終行に書き込む」**という仕事だけを忠実にこなしてくれます。


「Google スプレッドシートから Google Apps Script (GAS) のエディタを開く操作手順を示したスクリーンショット。画面上部のメニュー『Extensions(拡張機能)』をクリックし、展開されたメニューの中から赤い枠で強調された『Apps Script』を選択している様子が示されている。中央には GAS のエディタ画面がオーバーレイ表示されており、function myFunction() 内にログ出力やセル A1 に値をセットするサンプルコードが記述されている。」

ステップ3:あなた専用の「ポスト」を開設する

コードを貼っただけでは、まだ動きません。

「外からアクセスしてもいいよ」という許可を出して、**専用のURL(住所)**を発行する必要があります。これを「デプロイ」と呼びます。

  1. 画面右上の青い**「デプロイ」ボタンを押し、「新しいデプロイ」**を選択。
  2. 左上の歯車アイコン⚙️から**「ウェブアプリ」**を選びます。
  3. 以下の設定にします(ここが最重要!)。
    • 説明:Dify連携(なんでもOK)
    • 次のユーザーとして実行自分 (※そのまま)
    • アクセスできるユーザー全員 (※ここを必ず変更!)
  4. **「デプロイ」**ボタンをクリック。

※初回のみ「アクセスを承認」という画面が出ます。自分のGoogleアカウントを選び、「安全ではないページ(詳細)」→「無題のプロジェクトに移動(安全ではない)」と進んで許可してください。(自作アプリなので警告が出るだけです)

  1. 最後に表示された**「ウェブアプリ URL」**をコピーします。
    • https://script.google.com/macros/s/...... みたいな長いURLです。

これが、あなたのスプレッドシート専用の**「秘密のポスト」**です!

「Google Apps Script (GAS) の『新しいデプロイ』完了画面のスクリーンショット。画面には『デプロイを更新しました。』というメッセージと、バージョン情報(バージョン 2、2026/02/07 19:40)、および固有の『デプロイ ID』が表示されている。下部には『ウェブアプリ』の項目があり、外部からアクセスするための『URL』が発行されている。各項目の横にはコピー用アイコンがあり、右下には青色の『完了』ボタンが配置されている。プログラムをウェブ公開し、Difyなど外部ツールと連携するための最終ステップを示す画面。」

ステップ4:URLは「金庫」にしまえ!

手に入れたURL、さっそくDifyに貼り付けたいところですが……ちょっと待った!

このURLは、**「知っていれば誰でもあなたのシートに書き込めてしまう」**という強力な鍵です。

もしDifyの画面をスクショしてSNSに上げたとき、このURLが写り込んでしまったら大変です。

そこで、Difyの**「環境変数」という機能を使います。 これは、大事な鍵をしまっておく「金庫」**のような場所です。

  1. Difyの画面に戻ります。
  2. 画面右上の**「環境変数」**(または変数マーク)をクリック。
  3. **「追加」**を押して、以下のように登録します。
    • 名前GOOGLE_SHEET_URL
    • :さっきコピーした長いURL

これで、URLは ***** と隠されて保存されました。

今後、Difyの中で使うときは GOOGLE_SHEET_URL という名前を呼ぶだけで、安全にURLを使うことができます。

これが**「プロの管理術」**です。


「Difyのロゴがついた可愛らしいロボットが、大きな金庫の鍵穴に『https://www.URL』と書かれた光る金の鍵を差し込もうとしているイラスト。金庫の扉には大きく『環境変数 (Environment Variables)』と書かれたプレートが付いている。背景にはサーバーラックやモニターが並ぶハイテクな施設が水彩画風の優しいタッチで描かれており、ウェブアプリのURLを環境変数として設定し、システムを連携させる様子を象徴的に表現している。」

次回、いよいよ「発射ボタン」を押す!

お疲れ様でした!

これでGoogle側の「受け入れ態勢」は完璧です。トンネルの片側が開通しました。

次回(第52話)は、いよいよDify側に**「HTTPリクエスト」**ブロックを配置し、今作ったURLに向けてデータを全力投球します。

ボタン一つで、スプレッドシートに行が勝手に増えていく……。

まるで魔法のような瞬間まで、あと一歩です!

【次回の予告】

第52話:【Dify】スプレッドシート連携・完結編!HTTPリクエストでデータを飛ばそう

初歩的なアプリですが、自動化の第一歩を踏み出した感じです
何とかうまく作れるよう頑張ります。是非お楽しみに!

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