第35話:ファイルの山をAIが仕分け?リスト処理で自動分類を攻略

Difyのリスト処理ブロックでPDFや画像ファイルをAIが自動分類する様子。大量の未整理ファイルを日付順・種類別に仕分けするAI自動化アプリのイメージ Uncategorized

手動の限界!膨大なファイル整理に追われるあなたへ

前回の記事では、Difyのイテレーション(繰り返し処理)を使って
「100サイトの要約を自動化する仕組み」を実際に作りました。
具体的には、開始ブロックからイテレーションブロックまでのつなぎ方を丁寧に解説し、
複数のWebサイトを1つずつAIに処理させる方法
を実践しました。
前回の記事はこちら

この記事を書いたことで、あなたはもう

  • リスト型の処理
  • 繰り返しの処理
  • 実際のDifyワークフローでAIに作業を任せる感覚

を体験できたはずです。

今回の第35話では、
ファイルを大量にAIが自動で仕分ける仕組みにフォーカスして、
リスト処理を中心に「実際に使えるAI自動化」の第一歩をお伝えします。

ファイル一括管理の地獄

パソコンのフォルダ内に、Word、PDF、画像、Excelなど多種多様なファイルが未整理のまま大量に並んでいる様子。画面左上に赤字で「完成図」という対比用の注釈がある。


【要点】ファイル一つ一つを開いて中身を確認し、手動でフォルダ分けする孤独な戦い。まるで終わりのない「砂粒の仕分け」です。

気づけば、デスクトップもダウンロードフォルダもファイルだらけ。
「これは請求書だったっけ?」「あれ、同じ名前のPDFが2つある……」

結局やっていることは、
1ファイルずつ開いて、中身を確認して、判断して、移動する。

この作業を続けていると、
時間だけが奪われていきます。

しかも量が増えるほど、
「今日はもういいか」と手が止まる。

これが、手動でのファイル整理が抱える限界です。


Difyリスト処理で「選別・制限・並び替え」を自動化

賢いAI秘書の頭脳を作る

「リスト処理」ブロックを使用したワークフロー画面。右側の設定パネルで、フィルター条件に「extension 含む pdf」、並べる順番に「size ASC(昇順)」などが設定されており、特定のファイルを抽出・整理する仕組みが示されている。


【要点】ただ繰り返すだけでなく、中身を見て「これは企画書」「これは請求書」と判断させる。AIに「目」を与える準備です。

ここで登場するのが、Difyのリスト処理です。

名前だけ聞くと難しそうですが、
やっていることはとてもシンプル。

まとめて渡したファイルを、1つずつ見て判断する

人間が頭の中でやっている確認作業を、
そのままAIに任せるための仕組みです。


実際にやったこと:まず入口を作る

最初にやったのは、AIにファイルをまとめて渡す準備です。

  1. Difyで新しいアプリを作成
  2. 開始ブロックを開く
  3. 入力変数を追加
    • 型:ファイル
    • 複数選択:ON

これだけで、複数のファイルが
AIにとって扱いやすい「リスト」になります。

ここから先は、
人間が1つずつ渡す必要はありません。


実践!条件付きでファイルを自在に操る魔法の手順

リスト処理が必要になるケース

Difyの「List Processing」機能を紹介する図解。左側の「Before」には「未整理フォルダ」の中にPDF、画像、Excel、Wordなどのファイルがバラバラに配置されています。中央のAIロボットのアイコンを介して、右側の「After」では「自動仕分け」が行われ、PDFファイルが日付順に並んだフォルダや、大容量ファイル(Large_files)とスプレッドシートが整理されたフォルダへと、整然と格納されている様子が描かれています。


【要点】大量の領収書を日付順に並べたり、資料を種類ごとにフォルダ分けする作業。バラバラのトランプを数字順に並べ直す「自動整理」が始まります。

例えば、こんな場面です。

  • 領収書PDFを日付順に並べたい
  • 画像とPDFが混ざった資料を仕分けたい
  • サイズの大きいファイルから優先して処理したい

これらを人間が手作業でやるのは大変ですが、
リスト処理を使えば「ルールを決めるだけ」で済みます。


迷わない!リスト処理の設定項目【目的】横文字の設定項目への苦手意識をなくす【要点】以下の項目を埋めるだけで、AIへの「命令書」が完成します。

Difyの「リスト処理」機能の設定画面スクリーンショット。キャンバス上には「ユーザー入力(files)」から「リスト処理 1」へと続くノードが配置されています。右側の詳細設定パネルでは、入力変数としてユーザーがアップロードしたファイル配列が指定されており、フィルター条件に「extension(拡張子)がpdfを含む」こと、並べる順番として「size(サイズ)」の昇順(ASC)が有効化されています。次のステップとしてLLMノードへの連携が示唆されています。

初心者が見るべき項目は、実は多くありません。

  • 入力変数
    → 開始ブロックで作ったファイルのリストを指定
  • 各要素の変数名
    → 1件ずつ扱うための仮名(例:file)

ブロックを置いて、指定するだけ。
それだけでAIは「1件ずつ確認する」動きになります。


ファイルをタイプ別に自動分類【目的】「複雑な設定は無理」という技術的な壁を破壊【要点】拡張子や内容をAIがスキャンし、指定のカゴへ投げ込む。

2つのノードが横に並んだ接続図。左側の「リスト処理 1」ノード(入力変数:ユーザー入力 / files)から右側の「IF/ELSE」ノードへ線が伸びています。「IF/ELSE」ノードには、条件成立時の「IF」と、それ以外の「ELSE」の2つの出力ポートが右側に配置されています。

次に行ったのは、ファイルの仕分けです。

  • PDFかどうか
  • それ以外か

この判断をAIに任せます。

リスト処理の中に
**IF / ELSE(条件分岐)**を置き、
拡張子が pdf かどうかを見るだけ。

あとは

  • PDF用
  • 画像用

それぞれのリストに、自動で分類されていきます。


【時短の極み】100件の仕分けが3分で終わる衝撃

手作業を完全に「無」にする【目的】「自分でも本当にできる」という確信を植え付ける【要点】あなたがコーヒーを一口飲む間に、100件のデータがルール通りに整列。

ソフトウェアの実行画面を模したイラスト。上部には「Run」ボタンがあり、その下に赤色の「PDF Documents」フォルダと青色の「Images」フォルダが並んでいます。PDFフォルダには日付入りのレポートや請求書が、画像フォルダには写真やロゴが整理されて格納されています。右下にはAIを象徴するロボットのアイコンが配置されています。

実行ボタンを押すと、
大量のファイルが一気に整理されます。

人がやるのは、
最初にルールを決めることだけ。

作業そのものは、
すべてAIが引き受けてくれます。


労働から解放!あなたは「指示を出す人」に変わる

AIという軍団を操る軍師へ【目的】「IT苦手な自分」への劣等感を自信に変える【要点】一つずつ作業する「労働者」を卒業し、仕組みを動かす「戦略家」へ。Difyはあなたの時間を奪還する武器になります。

大切なのは、
すべてを理解しきることではありません。

  • 判断はAIに任せる
  • 人はルールを決める

この役割分担に気づくだけで、
作業の見え方が変わります。

ファイル整理に追われる側から、
仕組みを動かす側へ。

第35話は、
その入口に立つための回です。

次回は、この仕組みを
完全に再現できる具体手順を、
画面ベースで解説していきます。

なるべく分かりやすいようにしたいと

思いますのでお楽しみに!

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