メモ書き→企画書を全自動生成!Difyワークフローの作り方【プロンプト全文付き】

Difyを活用して、箇条書きのアイデアメモからA4企画書や10枚構成のスライド、市場分析、事業計画を全自動生成するワークフローの図解画像。左側のメモ帳(AIレシピ提案サービス等の案)が中央のAI(Dify)を介して、右側の青いファイル(企画書)やスライド群へと変換される流れを描いている。「コードゼロ・30分で完成」という上級ワークフロー活用術のポイントが強調されたデザイン。 Difyワークフロー

皆さんこんにちは、横浜で清掃業をしているヤスです。

前回は【Dify】会社名を入れるだけで提案書が自動生成!企業リサーチ→提案書自動生成くん
のアプリを作りましたね。

「新しいアイデアはあるのに、企画書にする時間がない」「市場調査・競合分析・収益計画…どこから手をつければいいかわからない」企画が得意じゃない人なら誰もが感じる悩みです。

箇条書きのメモを入力するだけで、以下が全自動で生成されます。

  • 企画コンセプトの構造化(1文での言語化)
  • 市場規模分析(TAM・SAM・SOM)+ペルソナ設計
  • 競合3社分析+差別化ポイント3つ+ポジショニングマップ
  • 収益モデル・LTV/CAC計算・損益分岐点・ロードマップ
  • リスク分析+撤退基準
  • A4企画書テキスト(7セクション)
  • プレゼン用スライド構成案(10枚)

「AIレシピ提案サービス メシAI」のメモを入力したテストでは、上記すべてが数分で生成されました。市場規模はTAM1兆円・SAM500億円まで自動推定、LTV/CAC比率も自動計算されています。

今回はシリーズ第5弾です。前回の「企業リサーチ→提案書くん」と比べてWebサイト取得が不要なため、ブロック数は少なくなっています。プロンプトは全文コピーOKです。

2. 完成イメージ|こんな出力が自動生成されます

「AIレシピ提案サービス メシAI」のメモを入力したテスト結果の一部です。

📋 企画書自動生成パッケージ AIレシピ提案サービス「メシAI」 🧠 STEP 1|企画の構造化 企画コンセプト:主婦や一人暮らしの献立困りをAIで解決するレシピ提案サービス 📊 STEP 2|市場・ターゲット分析 ・TAM(全体市場) :推定 1兆円(フードテック市場全体) ・SAM(獲得可能市場):推定 500億円(日本国内の家庭料理関心層) ・SOM(初期目標)  :推定 5億円(初年度目標シェア) ペルソナA:30歳・女性・会社員・年収400万円・東京都 悩み:毎日の献立を考えるのが負担、栄養バランスが心配 ⚔️ STEP 3|競合・差別化分析 直接競合:Cookpad・DELISH KITCHEN・クラシル 差別化①:AIによる個別提案(冷蔵庫×栄養バランス) 差別化②:LINE連携による利便性 差別化③:栄養バランスの視覚的フィードバック 💰 STEP 4|事業計画 収益モデル:月額980円サブスクリプション LTV:11,760円 / CAC:3,920円 / LTV/CAC比:3倍(健全) 損益分岐点:6ヶ月後・306人 📄 STEP 6|A4企画書(7セクション) (企画書本文が続く) 🎯 STEP 7|スライド構成案(10枚) Slide01 表紙・Slide02 課題提起・Slide03 市場規模…

💡 実際の出力はさらに詳細な内容になります。上記は抜粋です。

3. 前回の「企業リサーチ→提案書くん」との違い

比較項目企業リサーチ→提案書くんアイデアメモ→企画書くん
入力情報会社名(外部情報を取得)メモ(内部情報を整理)
Web検索必要(Tavily)不要
ブロック数約15個約12個
難易度★★★★☆★★★☆☆
出力の特徴企業固有の提案書汎用的な企画書+スライド
刺さる人営業職・BtoB企画職・新規事業担当

💡 WebサイトのHTML取得が不要なためトークン超過エラーが起きにくく、前回より安定して動作します。

4. 全体のブロック構成

#ブロック名種類役割
1ユーザー入力開始メモ・プロジェクト名・読む相手などを入力
2企画の構造化LLM①メモを整理してコンセプトを1文で言語化
3市場・ターゲット分析LLM②TAM/SAM/SOM+ペルソナ2パターンを生成
4競合・差別化分析LLM③競合5社分析+差別化3点+ポジショニング
5事業計画・収益モデルLLM④LTV/CAC・損益分岐点・ロードマップ生成
6リスクと対策LLM⑤リスク3つ+撤退基準を数字で生成
7A4企画書生成LLM⑥読む相手に合わせた企画書7セクションを生成
8スライド構成案LLM⑦プレゼン用スライド10枚構成案を生成
9テンプレート変換テンプレート全出力を1文書に整形
10出力終了最終結果を出力

5. 事前準備|必要なものはこれだけ

  • Difyのアカウント(無料プランOK)
  • OpenAIのAPIキー(platform.openai.com で発行)
  • 所要時間:約30分

💡 前回の「企業リサーチ→提案書くん」と違いTavily SearchAPIキーは不要です。OpenAIAPIキーだけで動作します。

6. 【作り方】ステップごとに丁寧に解説

STEP 1|新しいワークフローアプリを作成する

  1. Difyにログインして「アプリを作成」をクリック
  2. 種類は「ワークフロー」を選ぶ
  3. アプリ名に「アイデアメモ→企画書自動生成くん」と入力
  4. 「作成する」をクリック

STEP 2|開始ブロックを設定する(変数5つ)

変数名表示名種類必須
idea_memoアイデアメモテキスト(長文)
project_nameプロジェクト名・仮タイトルテキスト(短文)
target_reader企画書を読む相手セレクトボックス
budget想定予算・規模感テキスト(短文)任意
deadline希望する完成・開始時期テキスト(短文)任意

「target_reader」セレクトボックスの選択肢(4つ)

  • 社内の上司・経営陣向け
  • 投資家・出資者向け
  • クライアント・取引先向け
  • 社外への公開資料向け

STEP 3|LLM①〜⑦を順番に追加する

各LLMブロックのtemperatureと役割は以下の通りです。

ブロック名前temperature最大トークン
LLM①企画の構造化0.5800
LLM②市場・ターゲット分析0.51000
LLM③競合・差別化分析0.41000
LLM④事業計画・収益モデル0.41200
LLM⑤リスクと対策0.31000
LLM⑥A4企画書生成0.72000
LLM⑦スライド構成案0.61500

💡 分析系(LLM①〜⑤)はtemperatureを低めに設定して正確性を重視。生成系(LLM⑥⑦)は高めに設定して表現の豊かさを引き出します。

STEP 4|各LLMの変数紐づけ

各LLMブロックのプロンプトで参照する変数の一覧です。プロンプト欄で「{{」と入力するとサジェストが表示されるので手打ちせずサジェストから選んでください。

ブロック参照する変数
LLM①開始.project_name / 開始.idea_memo / 開始.budget / 開始.deadline
LLM②開始.project_name / LLM①.text
LLM③開始.project_name / LLM①.text / LLM②.text
LLM④開始.project_name / LLM①.text / LLM②.text / LLM③.text / 開始.budget / 開始.deadline
LLM⑤開始.project_name / LLM①.text / LLM②.text / LLM③.text / LLM④.text
LLM⑥開始.project_name / 開始.target_reader / LLM①〜⑤.text 全部
LLM⑦開始.project_name / 開始.target_reader / LLM⑥.text / LLM②.text / LLM④.text

STEP 5|テンプレート変換ブロックを設定する

LLM⑦の後にテンプレートブロックを追加します。入力変数をarg1〜arg8として紐づけてください。

変数名(左)参照先(右)内容
arg1LLM①.text企画の構造
arg2LLM②.text市場分析
arg3LLM③.text競合分析
arg4LLM④.text事業計画
arg5LLM⑤.textリスク分析
arg6LLM⑥.textA4企画書
arg7LLM⑦.textスライド構成案
arg8開始.project_nameプロジェクト名

最後に終了ブロックを追加してテンプレート変換の出力変数を設定すれば完成です。

Difyで構築した「アイデアメモから企画書を自動生成するワークフロー」の実行画面とテスト結果の推移

7. テスト用入力内容

項目入力内容
プロジェクト名AIレシピ提案サービス「メシAI」
アイデアメモ・毎日の献立に困っている人が多い・冷蔵庫の余り物で作れるレシピをAIが提案・栄養バランスも考慮・月額980円のサブスク・主婦・一人暮らし向け・LINE連携したい
読む相手社内の上司・経営陣向け
想定予算初期100万円・月次運営費30万円
希望時期3ヶ月後にローンチ

8. 出力の品質チェックポイント

テスト実行後に以下を確認してください。

  • 企画コンセプトが50文字以内の1文で出力されているか
  • 市場規模がTAM・SAM・SOMの3層で出ているか
  • ペルソナがA・B2パターン出ているか
  • 競合が直接3社・間接2つ出ているか
  • LTV・CAC・比率が計算されているか
  • 損益分岐点が数字で明記されているか
  • リスクが3つ+撤退基準が数字で出ているか
  • 企画書が7セクション揃っているか
  • スライドが10枚構成になっているか

⚠️ スライドが10枚を超える場合はLLM⑦のプロンプトのMust Notに「スライドの番号は必ずSlide 01〜Slide 10の10枚に収めること。12枚・11枚は絶対にNG」と追記してください。

9. よくある質問(FAQ)

Q1. メモはどのくらい書けばいいですか?

最低でも5〜10項目の箇条書きがあると精度が上がります。「何をするか・誰のためか・どうやって稼ぐか」の3点が含まれていれば基本的な企画書が生成できます。

Q2. 生成された企画書をそのまま提出していいですか?

そのまま提出するのではなく必ず人間が確認・修正してから使用してください。数字の根拠や業界固有の情報はAIの推定が含まれます。あくまで「叩き台」として活用してください。

Q3. 業種によって精度は変わりますか?

BtoC・フードテック・SaaSなど一般的な業種は精度が高い傾向があります。ニッチな業種や専門性が高い分野はLLM①のプロンプトに業界特有の情報を追加すると精度が上がります。

Q4. スライドの枚数を変更できますか?

LLM⑦のプロンプトの「必ずSlide01〜Slide10の10枚構成で出力する」の数字を変更するだけで枚数を調整できます。

10. まとめ

  • 箇条書きメモからA4企画書+スライド10枚構成が全自動生成
  • 市場規模(TAM/SAM/SOM)・LTV/CAC・損益分岐点まで自動計算
  • 読む相手(経営陣・投資家・クライアント)に合わせて文体を自動調整
  • 12ブロック構成。前回より少なくトークン超過エラーが起きにくい
  • プロンプトは全文コピーOK。手順通りで約30分で完成

企画書を作る時間が半日から数分に変わります。「企画が得意じゃない」という人こそ、このアプリが最強の武器になります。アイデアを思いついたらすぐメモして、あとはAIに任せましょう。

今回も複数の役割のあるブロックを置いてチームのようなアプリを作りました!

時間はかかりましたが、一つ一つはシンプルでした。

皆さんも作れると思います!

xもやってるので良かったら見に来てください

私のエックスです。

次回も是非お楽しみに!

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